[La Voix De Son Maître] A.クリュイタンス指揮ベルリンpo. / ベートーヴェン:交響曲6番Op.68「田園」
商品コード: 1298-059
商品詳細:これは白SCニッパーでオリジナル。銀レーベルの入荷は過去にない。'60年代厚手プレスで、レーベルのデザイン以外は全く銀大ニッパーレーベルと同様で音質の方も殆ど遜色ないと思われる。「田園」には2種あり、一つはFALP 441でモノラルのみの初回録音。この665は1960年の2回目モノラル/ステレオ録音でステレオと同時発売の2回目録音。ステレオは当然高額となる。441は黄色のジャケットだ。どちらも素晴らしいが初回の方がオケの迫力は勝っていた。しかし新録の方は過去に2度しか入荷のないレアなナンバー。この録音は英国でもALP 1408/ASD 433で1962年に発売された。モノラルを選ぶならFALP 665がベストな選択といえる。非常に端正な演奏でおよそ通常の人が聴く事が出来る交響曲6番の最上レベルの演奏と音質だろう。A.クリュイタンス指揮ベルリンpo.のベートーヴェンはモノラルとステレオのプレスの比率が30対1程度なので両者の価格差は極端になる。更に多くの方がステレオを望まれるので更に拍車がかかる。まずはモノラルのFALPを聴いてみて、それでも納得がいかない場合、清水の舞台から飛び降りていただきたい。機会があればの話だが。まさか大枚をはたいてASDFを購入したら、安価なFALPの方が音が良かった等という洒落にもならない話は沢山ある。クリュイタンスのベートーヴェン交響曲は英国神話が成立しない領域である。フランス人指揮者がドイツで行った録音ではHis Master's Voiceに意欲が湧かないのも理解できるが、当時耳のある関係者がHis Master's Voiceにいたならどれほどに素晴らしい演奏か気が付くはずである。天下のEMIグループでは全曲初期発売されなかった。ALP/ASDの初期盤の初期番号で発売されたのは5・6番の2曲のみであった(1970年代に全曲リリースされた)。歴史的に見れば大きなビジネスチャンスを失ったことになる。シューリヒトのベートヴェン全集もHis Master's VoiceにはALP盤が存在しないことを考えると、クリュイタンス、シューリヒトという2大指揮者の名演を放置した英国最大手レーベルに面目はあるのだろうか? フルトヴェングラーだけあれば良しとしたのだろうか? さてこれはモノラルだがそれでも滅多に出ないフランス盤で内容的にも価値ある1枚! なお6番だけ1956年の初回モノラル録音があり、1957年にEMI各社から1957年WALP 1515/ALP 1408 /FALP 412で発売されている。単純に演奏だけ見れば初回録音に軍配が上がることは事実!モノラルに銀大ニッパー段付レーベルは存在せず・ステレオには存在する。但し同年製造でデザイン違いでしかない。1959-63年までのプレスではステレオが存在する場合はこのような違いが多くなる。逆にステレオが存在しない場合はモノラルも銀大ニッパー段付レーベルが使用される。
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