[His Master's Voice ] J.ブライマー(cl) G.ブルック(fg) T.ビーチャム指揮ロイヤルpo. / モーツァルト:Cl協奏曲K.622, Fg協奏曲K.191
商品コード: 1298-012
商品詳細:モーツァルトのCl協に名演は多い。ステレオ期ではこの演奏が高水準。ビーチャムの落ち着いたオケの上をスローテンポで吹くブライマーのクラリネットは、これ以上優しく音を出すのは不可能と思えるほど優美で夢見心地。優雅というのはこういった音楽のことだと思う。ブライマーの名人技が遺憾なく発揮されたCl協、溜め息が出るほどの演奏。Fg協は雰囲気がガラっと変わる。オケは軽快だがブルックもまた同質の柔らかい音色の持ち主。ほっとするモーツァルトだ。ジャック・ブライマー(1915 – 2003)は英国サウス・シールズ生まれのクラリネット奏者。正規の音楽教育は受けていないという。ほぼ独学でクラリネットをマスターし、アマチュア音楽グループで活動していたらしい。ブライマーはイギリス空軍基礎訓練の後、彼は伍長に昇進し、北西海岸のモアカムに体育教官として配属された。 イギリス空軍の任務以外では、伍長の制服を着てモアカム・セントラルピアのダンスバンドで頻繁に演奏していた。 空軍で出会った中には、ブライマーが尊敬していたホルン奏者のデニス・ブレインが居り、ブライマーのその後のキャリアに決定的な影響を与えた。
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