[PHILIPS] C.ハスキル(pf) P.ザッハー指揮ウィーンso. / モーツァルト:Pf協奏曲23番K.488

[ 1298-001 ] Mozart, Clara Haskil, Wiener Symphoniker, Paul Sacher ‎– Concerto For Piano And Orchestra In A Major K.V. 488

通常価格:¥ 9,900 税込

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商品コード: 1298-001

作品名:モーツァルト:Pf協奏曲23番K.488/ 1st Mov.: Allegro-- | - 2nd Mov.: Adagio--3rd Mov.: Allegro Assai
演奏者:C.ハスキル(pf)P.ザッハー指揮ウィーンso.
プレス国:オランダ, Holland
レーベル:PHILIPS
レコード番号:A 00753 R
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:10インチ, 25cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【オランダでのオリジナル】---アズキ/銀Minigroove□33 1/3内溝, ザラザラ表面, フラット重量, 表記されたレコード番号:A 00.753 R, Price Code:なし, Rights Society:なし, (P)なし, スタンパー/マトリクス:AA 00753▽1R=17 11Λ /AA 00753▽2R=20 670 Λ11 (ラウンド大文字スタンパー・仏PHILIPS旧タイプ), モノラル製造を示すAA***で始まりレコード番号を含む専用マトリクス使用, 補助マトリクス:なし, 再補助マトリクス:なし, オランダの670の刻印はPolyGram Record Service B.V.Baarn.でマスターが製作されたことを示す, 1950年代スタンパーによる1956年頃製造分, 内溝フラットレーベルの最初期分, これより古いレーベルは存在せず, オランダでの最古レーベル・最厚プレスである, 旧字体マトリクスである, 当番号に更に古いマトリクス存在すると思われる(PHILIPSの枝番は非常に多い), ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, PHILIPS音源の蘭PHILIPS製作プレス, 英語表記・蘭/英語圏流通分, 12"が存在するがそれは再版である, 工場:Philips Phonografische Industrie, オランダでのオリジナル, original in Nl.
ジャケット:【オランダでのオリジナル】---表コートペラ, 7時にMozart Jubilee Edition 1756-1956のマーク付き, 表記されたジャケット番号:A 00753 R, Price Code:なし, 背文字:なし(初期の証拠), ジャケ裏年号:なし, (P)(C)なし, 英語表記・蘭/英語圏流通分, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである), 製作:Philips Phonografische Industrie N.V., 印刷:不明・オランダ製, 12"が存在するがそれは再版である, 旧デザイン存在せず, オリジナル, original
トピックス:1954年10月ウイーンでのモノラル録音, 詳細不明, 1955年:Philips Phonografische Industrie N.Vによりコピーライト登録・同年PHILIPS:A 00753 R(当装丁)にて初リリース, これは初年度リリース分のオリジナル, 1956年12"化の為L(+20番/パウムガルトナー)とカップリングされモーツァルト・ジュビリーの1枚としてA 00315で12"として再リリース, A 00753 R→ G 05335 R, オリジナル10"で状態の良いプレスは多くない, これは盤・ジャケとも英語表記だがもちろんオランダプレス, ドイツ語表記プレスと全く同じで同一工場生産, 英語表記プレスはオランダ用ではなく蘭を含む英語圏用でオランダ分は元々ない

商品詳細:2曲(20/23番)入りの12"もあるが、この10"が初出。状態の良いプレスとなると尚更珍しい。1954年録音、1956年のモーツァルト・ジュビリーの目玉商品の1つとなった。音質は良く、ハスキルの影を引いた滲みのある音色がしっかり出てくる。彼女の繊細な音は再版の際に最も欠落しやすい情報であり、CDでは別人になってしまう。この、ともすればぼやけて感じられる渋いタッチこそが彼女の魅力であり、それを確実に届けられる初出盤!近年10"はなかなか見なくなって久しい。この録音は恐らく当社からモーツァルト・ジュビリー用の録音ではなかった可能性が高い。何故なら1954年に録音されているからだ。しかしPHILIPSはもう1枚の10"とカップリングして2曲入りの12"として、10"も12"も両方モーツァルト・ジュビリー作品とした。それだけ当時ハスキルの名声は高まっていたのではないかと思われる。1950年代でハスキルの音をレコードに収めることは困難を極めたと思われる。ピアノはただでさえダイナミックレンジが大きい上に、マイクを遠ざけるとハスキルの命ともいうべきデリケートな弱音が弱くなってしまう。PHILIPSの録音には苦労したと思われる。しかし上手くできたとは御世辞にも言えない録音である。悪く言えば焦点のぼやけた締まりのない音になってしまった。しかしハスキルのダイナミズムを入れるにはオフ・マイクにする必要があり、ワンポイントでは弱音がボヤけた団子のような音になってしまう。協奏曲はオケも入れねばならず、ソロより難しいのだろう。PHILIPSに残るハスキルのモノラル録音は総じてこんな感じである。それでも人気が絶えないことはハスキルのソロの素晴らしさにある。墨汁が滲んだような広がりを持つ音は当時ハスキルを特徴付けるものであり、他の誰もこんな音を出せなかったからだろう。ハスキルがハスキルでいるためにこのぼやけてはいるが滲んだ音を愉しむ以外にない。尚12"にカップリングされた音は、ここから情報量が欠落していき、音が痩せて行くだけで明瞭になるわけではない。便利ではあるが10"の音には敵わない。

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