[ACCENT] B.クイケン(fl) W.クイケン(gamb) R.コーネン(cemb) / 「18世紀フランスFl曲集」モンテクレール, ブラヴェ, ギニョン, ボワモルティエ, ルクレール
商品コード: 1300-056
商品詳細:18世紀フランスFl曲集と題されたフラウト=トラヴェルソ(横笛)を中心としたフルートソナタ集。フルートのバルトルド・クイケンはA面で1700年頃のグラット製、B面で1745年製G.A.ロッテンブルク製の2種を使い分ける。ヴィオラ・ダ・ガンバのヴィーラント・クイケンもA面で1690年製N.ベットラン製、B面で18世紀頃のツィロル製の2種をを使用。同じくチェンバロのロベルト・コーネンもA面でR.シュッツェ1966年製、B面でヨハネス・ダニエル・ドゥルケン1755年製の2種を使用。このような楽器に拘って完全な古楽器を使ったピリオド奏法での録音。いつも同じ技師/プロデューサーによる安定した高音質録音こそベルギーの新興レーベルACCENTの魅力である。このレーベルを作ったのは、フルート(もちろんピリオド楽器)製作者であり、レコーディング・エンジニアでもあったアンドレアス・グラットである。彼は、この「ACCENT」レーベルを奥さんのアデルハイド(やはり、ヴィオール奏者でエンジニア)との2人だけで運営し、多くのレコードを作り続けた。この二人による録音、制作という体制はおそらく2000年代までは続いていたと思われる。演奏者まで同じという点まで一貫した所が素晴らしい。お蔭で「ACCENT」レーベルのファンは世界中にいるらしい。ここでは1600年代中期から1700年代初期に生まれたフランスの作曲家たちによるフルート(トラヴェルソ)作品5つを収録。これまでに録音されたことのないような珍しい曲ばかりバルトルド・クイケンが厳かに、渋く丁寧に聴かせる。これまでのフランス系フルート作品集とは一線を画す内容で、ある意味インパクトは大きい。金属製フルートと尺八の間をとったような音は魅力的!1700年代の欧州にはこんな音を出すフルートがにあったとは驚き!
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