[MELODIYA] E.ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo. / ショスタコーヴィチ:交響曲7番Op.60「レニングラード」
商品コード: 1300-041p
商品詳細:E.ムラヴィンスキーによるショスタコーヴィチの7番である。当7番は、大戦中の'41年に作曲され(初演は'42年)、戦中のロシア軍とドイツ軍の戦いを直接テーマに取り上げ、レニングラードの市民に献呈された特別な作品である。当盤に聴かれる演奏についても、ムラヴィンスキーならではの繊細さで、この長大かつ重厚な作品の細部にまで配慮しつつ、作品の本質を鷲掴みにしている。ロシア人特有の魂のこもった名演である。1953年2月26日エフゲニー・ムラヴィンスキー がレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団を率いてモスクワを訪問した際にモスクワで録音されたモノラル録音。交響曲第7番は第2次大戦中にドイツ軍に包囲されたレニングラードで書かれ、攻撃が始まったときに士気を鼓舞するためにラジオでソ連全土に放送された曲である。こうした背景からスターリンをはじめとする当局が「社会主義リアリズムの成果」として絶賛したらしい。ショスタコーヴィチは1942年3月29日に「プラウダ」紙上にて「私は自分の第七交響曲を我々のファシズムに対する戦いと我々の宿命的勝利、そして我が故郷レニングラードに捧げる」と表明されたことから「レニングラード」という通称を持つ。ショスタコーヴィチの交響曲の中で最も演奏時間が長くLP2枚が必要になる作品。1941年9月17日の作曲者によるラジオ放送は、多少のプロパガンダ的な要素もあるが多くの市民に感動を与え、抗戦意欲を高めた。1942年サムイル・サモスード指揮ボリショイ劇場管弦楽団により初演された。録音はこの1953年ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.が最初である。その後はフェドセーエフ、アーロノヴィチが録音するが大物指揮者が続かなかったため、今もってムラヴィンスキー盤が決定盤とされている。ソ連当局がプロパガンダに利用したのは事実だが作品としてはこの録音が永遠に残ることになるだろう。ショスタコーヴィチらしさの詰まった曲であありスケールが大きな曲。ムラヴィンスキー一択で完結!
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