[PHILIPS] G.クレーメル(vn) N.マリナー指揮アカデミー室内o. / ベートーヴェン:Vn協奏曲Op.61
商品コード: 1301-060
商品詳細:G.クレーメル(vn)はこれ以前、'77年にW.ネルソン指揮モスクワpo.と録音している。当盤はクレーメルがロッケンハイム音楽祭を始めた'81年の録音になる。Pf協4番/交響曲4番と同時期に作曲された中期の傑作の一つ。重厚な管弦楽の上に叙情的なヴァイオリンの旋律が乗る非常に美しい作品。バロックから同時代、ジャンルを超えて活躍する革新的演奏家クレーメルのベートーヴェンを聴いていただきたい。シュニトケのカデンツァは一聴の価値あり。希少! ギドン・クレーメル(1947-)はラトビア・リガ生まれのヴァイオリニスト、指揮者。ラトビア語名はギドンス・クレーメルス(Gidons Krēmers)。ドイツ国籍を取得している。モスクワ音楽院へ進学し、当時教壇に立っていたダヴィッド・オイストラフに8年間師事する。この間、1967年、22歳の時にブリュッセルで開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールにて3位に入賞し、1969年のパガニーニ国際コンクールでは優勝、翌1970年のモスクワで開かれたチャイコフスキー国際コンクールでも優勝する。1975年にドイツで初めてのコンサートを開き、西側ヨーロッパでの鮮烈なデビューを飾った翌年、ザルツブルク音楽祭でさらに評判を得る。1977年にはニューヨークへも進出し、アメリカでも名声を博した。ドイツに亡命した翌年にあたる1981年には、ロッケンハウス音楽祭を自ら創設し、毎夏オーストリアにて室内楽の音楽フェスティバルを開催する。彼は無名の演奏家やアンサンブルを積極的に出演させつつ、自らも交流も深めることを続けていた。1997年には、バルト三国の若い演奏家20数名を集め、クレメラータ・バルティカを結成し、ヨーロッパのみならずアメリカでもツアーを行う。2001年のユネスコ国際音楽賞を受賞、2002年のグラミー賞の最優秀Small Ensemble Performance賞受賞など、旺盛な活動に高い評価が下されている。多くの大物指揮者、オケと共演している。1977年の初来日公演以降、日本各地で公演している。世界中に熱狂的ファンが多い。クレーメルの音は細身だが独創性に富んだ演奏解釈とその技巧により、唯一無二のヴァイオリニストとしての地位を不動のものにしている。デジタル時代に腰を据えて聴ける数少ないヴァイオリニストといえる。マリナーのオケが驚くほど良い。
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