[PHILIPS] A.グリュミオー(vn) P.ベルージ指揮モンテカルロ国立歌劇場o. / パガニーニ:Vn協奏曲1番Op.6, Vn協奏曲4番 ニ短調
商品コード: 1301-048tb
商品詳細:グリュミオーの明るい音色は、その一音で、パガニーニをより、らしく感じさせてくれる。1番はこれが最初の録音。そして4番は1954年にA 00741 Rでガッリーニ/ラムルーo.とあり、これは2回目。ちなみに4番の初回録音は世界初録音だった。これは1972年のオリジナル。オケは珍しくモンテカルロを使う。パガニーニには良いかも知れない。4番の録音は非常に少なく、グリュミオーの独壇場と言ってもよい。ハリのある艶やかなソロがまぶしい。オケも含めて南国の太陽のような演奏! 4番は作曲年代は不明だが、1830年2月に、パガニーニがジェノヴァの友人に宛てて書いた手紙の中に「いま完成した」と記されており、初演はおそらく1831年3月20日にパリ・オペラ座で行われたと考えられている。パガニーニの死後、楽譜は息子アキリーノのもとに保管されたが、やがて処分されてしまった。1936年にも同じことが繰り返されたが、その時、パルマのくず屋が買い取った紙束の中から、アキリーノの署名がある本作のオーケストラ譜が発見され、そのオーケストラ譜を買い取ったイタリアの蒐集家ナターレ・ガリーニがその後、北イタリアのコントラバス奏者ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821年-1889年)の遺品の中にヴァイオリンの独奏パート譜を発見した。その後1954年11月7日にアルテュール・グリュミオーの独奏ヴァイオリン、ラムルー管弦楽団、フランコ・ガリーニ指揮(ナターレの息子)によって、パガニーニの死後初めて演奏された。初期録音のA 00741 Rはその時の録音である。すっかりグリュミオーの曲として定着した4番だが、アッカルドによる全曲録音などで時折録音されるようである。1番は昔から録音の多い有名曲。勿論グリュミオーならではの澄んだ美音で聴けばまた違った印象であることはいうまでもない。
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