[PHILIPS] A.グリュミオー(vn) J.フルネ指揮コンセール・ラムルーo. / サン・サーンス:Vnと管弦楽のための作品集

[ 1301-045 ] Camille Saint-Saëns, Arthur Grumiaux, Orchestre Des Concerts Lamoureux, Jean Fournet – Introduction Et Rondo Capriccioso, Concerto For Violin

通常価格:¥ 8,800 税込

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商品コード: 1301-045

作品名:サン・サーンス:Vnと管弦楽のための作品集/序章とロンド・カプリチオーソ Op.28, Vnと管弦楽のためのハバネラ Op.83 | Vn協奏曲3番Op.61
演奏者:A.グリュミオー(vn)J.フルネ指揮コンセール・ラムルーo.
プレス国:イタリア, Italy
レーベル:PHILIPS
レコード番号:A 00420 L
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7 : 僅かな上下揺れあるがトレースは問題なく音揺れもない
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【イタリアでのオリジナル?】---アズキ/銀Minigroove□33 1/3土手, ツルツル表面・イアタリア語表記, ナイフエッジ厚手, Rights Society:BIEM, (P)なし, スタンパー/マトリクス:AA 00420 ▽ 1L=3 670 V/AA 00420 ▽ 2L=2 670 V (ラウンド中文字スタンパー・PHILIPSタイプ), PHILIPS録音モノラル製造を示すAA***で始まりレコード番号をを含む専用マトリクス使用, 補助マトリクス:なし, 再補助マトリクス:なし, 670の刻印はPolyGram Record Service B.V.Baarn.でマスターが製作されたことを示す, 1950年代のスタンパーを用いた1959年頃の製造, アズキ/金Minigroove□33 1/3レーベル存在せず, これより古いレーベル存在せず, フラット盤存在しないと思われる, 最古レーベル・最厚プレスであると思われるが初年度製造ではないと思われる, 更に古いマトリクス存在する, ステレオ存在せず, RIAAカーヴであるか不明, PHILIPS音源のPHILIPS制作プレス, 工場:Philips Phonografische Industrie, 独語表記・独語圏流通分, イタリアでのオリジナル?, original in Italy?
ジャケット:【オランダでのオリジナル(イタリア発売分)】---オランダ製表コートペラ, 5時に緑ベース□PHILIPS Minigroove□33 1/3, 表記されたジャケット番号:A 00420 L, Price Code:なし, 背文字:なし(初期の証拠), ジャケ裏年号:なし, (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載内ないがイタリアではオランダ製の当ジャケットである), 製作:N.V. Philips Phonografische Industrie, 印刷:記載なし・オランダ製, オランダでこれより古いタイプ存在せず, 英語表記・蘭/英語圏/欧州流通分, オリジナル(イタリア発売分), original
トピックス:協奏曲第3番:1954年6月, 序奏とロンド・カプリチオーソ/ハバネラ:1956年11月パリでのモノラル録音, オランダでは1957年N.V. Philips Phonografische Industrieによりコピーライト登録・同年PHILIPS:A 00420 L(アズキ/銀Minigroove内溝レーベル・厚手盤)にて初リリースと思われる, イタリアでは1958-9年頃イタリアPHILIPS:A 00420 L(当装丁)にて初リリースと思われる, 当社初入荷の希少タイトル, オランダ/フランス盤の入荷はない, 今回イタリア盤だが希少である, イタリア盤の音質はオランダと大差無いと思われる, 3曲ともロザンタール/コンセール・ラムルーo.と1963年12月・1963年4月パリでモノラル/ステレオで再録音された

商品詳細:アルテュール・グリュミオー(1921 - 1986)はサン・サーンスのこれら3曲を2回録音していて、よく知られるのはロザンタール/コンセール・ラムルーo.との1963年12月、1963年4月パリでモノラル/ステレオ録音だろう。これは同じコンセール・ラムルーo.だが指揮者はジャン・フルネで1954/1956年のモノラル旧録音になる。この旧録音の存在はあまり知られていない。それはLPがかなり希少で見たことのないLPに近い希少盤ということも理由だろう。グリュミオーがまだ30代半ば当時の良い時期であり、当時サン・サーンスの作品はベートーヴェンやモーツァルト程メジャ―ではなかったからだろう。その為2回目録音であり、ステレオのロザンタール盤が世に知られる事となったようである。ジャン・フルネ/コンセール・ラムルーo.との1954年6月の協奏曲第3番と同時期にラロ:スペイン交響曲も録音していて、そちらも希少である。モーツァルトの最初のヴァイオリン協奏曲集が録音されたのも1953年11月~1955年5月でありタップリ脂の乗った良い時期である。フランコ・ベルギー派の代表格として、これらフランス作品をモノラル録音。録音はややソロが引っ込みがちなバランスだが、グリュミオーの音は上品でツヤがあり申し分ない美音。1970年代以降これらサン・サーンス作品は技巧を見せる曲としてメカニックが強調される形での録音が主流になっていくが、グリュミオーの表現は正反対でロマン派作品として、しっとり、じっくりとロマンチックに歌っている。サン・サーンスは多くの協奏曲を書いていて、どれも古典的であり、1900年代に入るとフランスでは革新的な波が押し寄せるが、それを知った目で見ると古臭い回顧趣味に感じる点は確かだろう。グリュミオーは敢えてそこを美点のごとく、ノスタルジックに表現することでサン・サーンスのロマン性を強調している。序章とロンド・カプリチオーソもハバネラもこんな風に弾かれたら、誰も技巧を見せる曲であるとは思わなくなるはず。グリュミオーのスタイルが昔のものだとしても、この演奏の美点は残るだろう。他のモノラル録音同様、グリュミオーの若き日の優れた芸術としての価値は不変だといえる。

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