[DGG] E.マイナルディ(vc)/ ハイドン:Vc協奏曲2番, シューマン:Vc協奏曲
商品コード: 1310-054
商品詳細:1951年にハイドンが録音され、1952年ハイドン1曲入り10"・16 023 LPで発売された。その後1952年にシューマンが同じ共演で録音されたが10"では発売されず、1955年になってハイドン+シューマンの2曲入り12"が18 222 LPMで初リリースされた。これが12"の初出番号。DGGではよく見られる販売方法である。12"の場合勿論シューマンはオリジナルとなる。ハイドンは再版だが、多くの方は1990年代まで音質云々を言う人はいなかったので10"は忘れ去られた。それよりこの巨匠の曲を2曲聴いた方がお得というもの。しかし日本から始まったオリジナル盤絶対主義は忘れ去られた10"に再び光を浴びせた。同一カップリングの再版と異なり、10"を12"の片面に押し込むと音質は大きく劣化するからである。これは同年発売でもそうなる。こういう場合10"と12"の2種が必要となる。アナログはそういう点が厄介である。しかしディスコロジーは一端忘れて演奏に神経を注げば、そこには人間味溢れるマイナルディの暖かく力強い音色が魅力的に表れる。チェロのあるべき理想の姿と信じる。世界中にファンがいる本物のチェリストだ。これは入手しやすい一枚だが、このチェリストの音は是非聴いて欲しい!まずは聴くチャンスのあるLPを聴いてから、その後のことをどうするか考えても遅くはない。12"1枚で十分という結論もある。いや10"が絶対に必要だと感じる方が居てもよい。CDだけ聴いてネットに音質うんぬんを語る輩とは雲泥の差といえる。
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