[SUPRAPHON] J.スーク(vn) V.ノイマン指揮チェコpo./ヤナーチェク:Vn協奏曲「魂のさすらい」, シンフォニエッタ 他
商品コード: 1026-060
商品詳細:ジャケットに世界初録音とクレジットされた1982年と1989年の録音。初録音となる曲はヴァイオリン協奏曲でもある「魂のさすらい」。1928年の作。但し未完の作品。今まで録音されなかったのはその為だろう。他2曲は初録音ではない、「シンフォニエッタ」と「タラス・ブーリバ」で管弦楽作品。スークはA面3/2を使う「魂のさすらい」のソリスト。チェコ語の題名はPutovani dusicky、小さな魂の遍歴という意味。未完ながらヤナーチェク成熟期の作風を示す興味深い作例があるとされる。一説には、1926年のロンドン滞在中での街頭デモで命を落とした運転手を悼んで書かれたと言われている。タイトルはドストエフスキーの「悪霊」との関連も指摘されている。1927年にヤナーチェクはヴァイオリン協奏曲という発想を捨て、素材を歌劇《死者の家から》(とりわけその組曲版)に転用した。1988年ミロシュ・シュチェドロニュ博士の補筆によリブルノのヤナーチェク劇場で初演された。冒頭からVnソロにたっぷり歌わせ、途中からは「鎖」が登場する。最後は「死者の家から」序曲の終結部により閉じられる。約14分の単一楽章作品。Vn好きには是非お試しあれ。