[DGG] ラサールQt. / ヴォルフ:SQ「困苦に耐え、欠乏を忍べ」
商品コード: 1192-045
商品詳細:膨大な歌曲でしか知られていないヴォルフにも器楽曲がある。副題の「困苦に耐え、欠乏を忍べ」は、ゲーテの「ファウスト」からの一節である。シューベルトやシューマンの弦楽四重奏曲の延長にある古典的な曲だが、シューベルトの「歌」を弦楽器に置き替えたような作風ではない。レコード裏表を一曲に要する長大な曲ではあるが、ヴォルフらしい情緒がふんだんに含まれていて飽きることはないだろう。DGGならではのかっちりとした録音。演奏にも不満は全くない。ラサール弦楽四重奏団は、1946年に結成され、1987年に解散した室内楽団。メンバーはヴァルター・レヴィン(第1ヴァイオリン)--ヘンリー・メイヤー(第2ヴァイオリン)--ピーター・カムニツァー(ヴィオラ)--ジャック・キルステイン(~1980年、初代チェロ)--リー・ファイザー(第2代チェロ)。この録音は初代メンバーによる。寄贈されたアマティの楽器を用いている。新ウィーン楽派(シェーンベルクやベルク、ウェーベルン、アポステル)以降の現代音楽をレパートリーに取り入れたことで名声を得た。DGGに当時まだ謎の作曲家であったツェムリンスキーの弦楽四重奏曲全集を録音したことによって、いわゆる「ツェムリンスキー・ルネサンス」の源流を創り出したと看做されており、この録音は、ドイツ・シャルプラッテン賞を授与された。アルバン・ベルク弦楽四重奏団はラサール弦楽四重奏団に指導を受けていた。他多くの弦楽四重奏団の指導を行っている。新ウィーン楽派及び近現代作品を得意とする。
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