[SUPRAPHON] K.シェイナ指揮チェコpo. / ドヴォルザーク:交響曲7番Op.70
商品コード: 1223-038
商品詳細:SUPRAPHONでの最初のドヴォルザーク交響曲全集では全てモノラル録音で1955年頃までに完成した。第9番はターリヒが指揮している。カレル・シェイナ( 1896- 1982)はチェコのコントラバス奏者、指揮者である。長くチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者をつとめた。1921年にチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席コントラバス奏者に指名され、その後すぐ1922年7月25日、プラハの「Žofín Palace」での演奏会で指揮台にも立った。当時のチェコpo.の首席指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの勧めで指揮活動を始める。シェイナを信頼してさらに困難な仕事を任せるようになったターリヒは、チェコスロヴァキア鉄道労働者交響楽団 (Czechoslovak Railway Workers Symphony Orchestra) の指揮者の地位に彼を推薦した。1925年から1936年までそのアマチュア楽団の指揮者として過ごすとともに、1926年から1938年まではフラホル合唱団 (Hlahol Choir) の合唱指揮者としても活動した。1938年からはチェコpo.の副指揮者として活動し、数百回の公演で指揮棒を振った。彼が1965年に退団するまで、同楽団の首席指揮者はターリヒ、クーベリック、アンチェルへと変わっていった。その間、1948年に首席指揮者を務めていたクーベリックがイギリスへ亡命し、一時チェコpo.の首席指揮者の後任が空白だった時期には、シェイナが首席指揮者に指名されていたことがある。1960年に功労芸術家の称号を得る。1972年2月11日、チェコpo.との最後の公演での演目は、マーラーの交響曲第4番だった。1982年、プラハで死去。シェイナは国際的な名声を得ることはなかったが、国内に留まり、70を超える録音(モノラル録音が多い)をSUPRAPHONに残している。SUPRAPHONの創設期の重要な指揮者の一人であったことは間違いない。初回ドヴォルザーク交響曲全集にも参加したことからも証明される。1959年に録音されたスラヴ舞曲は、1977年、パリで Cithare d´argent - Grand Prix de l´Association Française を受賞した。今後は注目されてしかるべき指揮者だろう。ターリヒに訓練されただけあって職人的で堅実なスタイル。パワーは申し分ない。単に知名度が無かったに過ぎない。ターリヒの路線を最もしっかりと受け継いだ指揮者といえる。モノラルの芯の強い音が飛んでくる。モノラル・オーディオファイルLP!
シェイナの在庫一覧へ
