[MELODIYA] M.ヴォスクレセンスキー(pf) / ラフマニノフ:楽興の時Op.16(全6曲), サロン小品集Op.10(全7曲)
商品コード: 1223-021p
商品詳細:ミハイル・ヴォスクレセンスキー(1935年)は、4大教師K.イグムノフからの系譜を持つL.オボーリンの正統的な後継者として知られる優等生でイグムノフ一派の古参第2世代である。シューマン・コンクール、ヴァン・クライバーン、エネスク、リオデジャネイロなど数々の国際ピアノ・コンクールに入賞している。1957年22歳の若さで参加したプラハの春音楽祭ではショスタコーヴィチ本人を前にショスタコーヴィチのピアノ協奏曲をヨーロッパ初演。1966年にロシア功労芸術家賞を受賞、1989年にはロシア人民芸術家の称号を授与されている。ショパンのスペシャリストとしても知られるピアニスト兼音楽教師。オボーリンは「モスクワ音楽院の良心」とも呼ばれ、優れた教育者にして一流のピアニストだった。そのアシスタントを務めたのがヴォスクレセンスキーである。モスクワ音楽院では1963年より教授として半世紀以上もの間、教鞭を執り、多くのピアニストを育てている。彼の後輩にはアシュケナージ、バフチェフ、エゴロフ、サハロフ、セヴィドフ、ノヴィツカヤと綺羅星のような若手がずらり顔を揃える。世界各地の国際的なピアノ・コンクールに審査員として招かれ、2011年のチャイコフスキー・コンクールでは2次審査委員長を、スクリャービン国際コンクールでも審査委員長を務めている。2014年にはモスクワのショパン協会会長にも選出されている。ヴォスクレセンスキーこそオボーリンの衣鉢を継ぐ人物と目されていた。第2世代にあって第1世代とも十分比較されて遜色のない逸材である。当盤は彼の珍しい録音。ショパンとは異なるアプローチで技巧性の高さと叙情性の両面を見事に融合した演奏は圧倒的。計算され尽くした解釈ながら美しすぎる音色、立ち上がりの鋭いタッチと今までの演奏を覆すかのような圧巻のクオリティーを有する。ラフマニノフの最高峰!国際スクリャービン協会会長、桐朋学園大学客員教授。
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