[ETERNA] F.コンヴィチュニー指揮ゲヴァントハウスo. ライプツィヒ放送cho.他/ ベートーヴェン:交響曲9番Op.125「合唱」, 2番Op.36
商品コード: 1231-037nb
商品詳細:1959年6月にライプツィヒでモノラル/ステレオ録音されたコンヴィチュニーの第9。1958~1961年にかけてStudio Bethanienkirche,Leipzigで全曲録音されたETERNAが世界に誇るベートーヴェン交響曲全曲録音である。発売のされ方が非常に複雑で混乱の原因となっている。それというのもステレオ発売の開始が西側より10年近く遅れたことに起因している。9番は1961年頃820 106-7が9番+1番のカップリングで緑/黒レーベルフラット重量盤・箱入りで初リリースされた。ステレオは1965年頃825 106-107(V字ステレオレーベル)で2番とのカップリングで初リリース。このステレオは非常に高額で知られる。1964年からモノラルは825 4**番台に統一され、9番は2番とのカップリングになり820 417-8という番号に変更され、緑白/黒V字レーベルの連番号で全曲が再リリースされた。この番号が通常のお客様がよく目にするベートーヴェンの彫像をモチーフにしたデザインのジャケットである。ステレオはこの400番台の先頭が825***であり黒盤になる。モノラルのほうは人気の点でステレオより人気薄だがETERNAの特徴の一つにモノラルとステレオは別の録音ではないかと思うほど色々な点が異なる。ステレオを既にお持ちの方にも是非モノラルをお勧めしたい。コンヴィチュニーの特徴である機関車が突進するようなエネルギーをより感じられるのが実はモノラルである点を是非確認いただきたいのである。コンヴィチュニーの演奏は飽きのこない点でも申し分ないスタイルである。演奏に意匠を多く感じないのである。酔っぱらって指揮台に上がっていたと言われる酔漢ながら指揮を始めると別人のごとく自身の世界を作り上げる不思議な指揮者であった。一度この味を知ってしまうと、これまで西側で名演とされてきたものがぐらつき始める。価値観の再構築を禁じえない指揮者をよりリアルに体感いただけるモノラルを是非お薦めしたい。幸いにも820 4**シリーズは安価である。ステレオが集まって終了とお考えの方には是非この1枚だけでも聴いてみていただきたい。コンヴィチュニーのベートーヴェンは生涯聴き続けることができる演奏なのである。コンヴィチュニーのベートーヴェン交響曲の発売は非常に複雑でなかなか完全に説明することは困難だが、モノラル/ステレオとも400番台がコストパフォーマンスの高いLPであることは確か!この価格でこの迫力に驚かれることだろう!
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