商品コード:1234-008n[MELODIYA] S.サモスード指揮ソビエト放送o. / モーツァルト:交響曲40番K.550
商品コード: 1234-008n
商品詳細:MELODIYAの指揮者サムイル・サモスード(1884-1964)はグルジアのトビリシの生まれ。1910年から1917年まで、人民会堂オペラ劇場の指揮者を務めた。1917年から1919年にはマリインスキー劇場で働き、その後ミハイロフスキー劇場の主任指揮者と芸術監督になった。1936年にはモスクワに招聘され、1943年までボリショイ劇場を主導した。そして、1943年から1950年まではスタニスラフスキー及びネミロヴィチ=ダンチェンコ記念モスクワ・アカデミー音楽劇場 の主任監督を務めた。1953年から1957年まで、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団を率いた。その後、1957にロシア国立シンフォニー・カペラを創設し、1964年まで同団体を主導した。古い時代の指揮者である。これはMELODIYAで最初のLPによるモーツァルト:交響曲40番の録音である。1952年に発売されているので同年又はそれ以前のモノラル録音である。西側と比較しても古い時代である。聴いて驚いたのは1960年と言われても不思議ではない、現代的な演奏である。古典的ではあるがまったりしたところは皆無でキビキビと快活な進行であり、旧ソ連特有の大袈裟な爆演ということもない。音楽的にも旧ソ連は先進国であったことが窺える。SP時代から相当数の録音が残されているが大半が謎のままである。名演の多い曲であり、MELODIYAに興味のある方以外にはお勧めしないが、旧ソ連の演奏史という観点からも一つの重要な1枚と考える。
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