[DECCA] パリ・トリオ, M.マドレーヌ・シャシェテリ(vn) / クレランボー:トリオ・ソナタ集/1, 2, 6, 7番
商品コード: 1242-052
商品詳細:独/仏のみ発売のDECCAレーベルで「16~18世紀フランス音楽の宝物」シリーズのVol.13。特徴的なデザインのジャケに入るシリーズ。全22枚が存在するが、当社で全てが揃った事は未だに一度もない。他では聴けない珍しいフランス室内楽もある。どれも1960年代録音で、音質・演奏共に第一級。クレランボー(1676-1749)はルイ15世時代のオルガニスト、後期仏バロックの典型で室内楽好きには見逃せない。フランスDECCA主導で企画されたシリーズと思われるがドイツでもドイツDECCA:MD/SMD***という番号で発売された。フランスではモノラルは174***/ステレオはSXL 20***とい番号で発売された。大半がフランス所縁の室内楽である。ルイ=ニコラ・クレランボー( 1676- 1749)はパリ生れのフランス盛期バロック音楽の作曲家・オルガニスト。とりわけフランス語カンタータの作曲家として名を残す。父親も実子もいずれも揃って音楽家であった。幼いうちからヴァイオリンとクラヴサンを学び、アンドレ・レゾンにオルガンを師事。また作曲と声楽も学ぶ。グラン=ゾギュスタン教会のオルガニストを務めるとともに、マントノン夫人に仕える。ルイ14世が崩御し、ギヨーム=ガブリエル・ニヴェールが死去したのに伴い、ニヴェールの後任オルガニストとしてサン=シュルピス教会に勤めるかたわら、サン=シールの王室において、貴族の子女教育のために教師を務め、音楽とオルガンを教えたり、合唱と聖歌の指揮を執ったりした。マントノン夫人の没後もこの職務を続け、任期中に「フランス語カンタータ」というジャンルを発案し、この分野で並び立つ者のない巨匠となった。1719年より恩師アンドレ・レゾンの後任オルガニストとしてグラン=ジャコバン教会に奉職。バッハより9年早く生まれた作曲家のトリオ・ソナタが4曲揃って1枚のLPに纏まったのはこれが初と思われる。演奏は1960年代らしい味わいと深みのある演奏だが、すっきりした音質で聴きやすい。
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