商品コード:1243-051[COLUMBIA] A.セゴビア(gt) A.シャーマン指揮ニュー・ロンドンo./ Gt曲集/カステルヌオーヴォ・テデスコ:協奏曲, ポンセ, ゴメス・クレスポ, トローバ, トゥリーナ
商品コード: 1243-051
商品詳細:テデスコがセゴビアの為に作ったギター協奏曲。B面はギターソロの小品4曲という構成。珍しい1950年代英Columbia録音。ギター協奏曲というのは、どうもピンとこない方も多いだろう。メジャーではない。この協奏曲は、たっぷりギターの為にソロを取り、オケはあくまで伴奏的で、間奏を埋める為に邪魔にならない工夫がされていて、セゴビアのエキサイティングな妙技が存分に楽しめる。ソロの時よりずっと技巧的であり、全体に良く出来ている。ソロももちろん素晴らしい。マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ( 1895 - 1968)はイタリアのユダヤ系作曲家。ユダヤ系の血統への自負を反映させた作品で注目された。アンドレス・セゴビアとの出会いは1932年度、国際現代音楽協会で、この出会いに触発されて《ギター協奏曲 第1番》を作曲、100曲余りあるギター曲の第1作となった。これによってカステルヌオーヴォ=テデスコは、20世紀におけるギター音楽作曲の大家との名声を得る。他に主要なギター作品として、《世紀を越える変奏曲》、ギター・ソナタ《ボッケリーニを称えて》、ギターと朗読者のためのメロドラマ《プラテーロとわたし》(日本語版は岸田今日子や江守徹によって上演されている)。ギター協奏曲といえばまず、ロドリーゴのアランフェス協奏曲が思い浮かぶ。その次に来るのがテデスコだろう。アランフェス協奏曲をセゴビアは一切演奏しなかったが、逆にテデスコの協奏曲はセゴビアに献呈され、セゴビアの持ちネタとして認知されている。1938年、ムッソリーニによる人種差別政策が始まり、ユダヤ系であるテデスコも亡命を余儀なくされ、1939年に米国に亡命する。渡米して最初に書くのはギター協奏曲だとセゴビアに約束し、1939年に完成。1939年10月28日ウルグアイ、モンテビデオ、SODRE(ウルグアイ放送)でセゴビのソロ、ランベルト・ヴァルディ(指揮)、SODRE管弦楽団で初演された。1950年に彼らは米国で再会し、その際セゴビアはギター五重奏曲に依頼をしている。どちらもギター奏者の重要なレパートリーとして今日に至る。テデスコは映画音楽も多く作曲し、『名犬ラッシー』、『ガス燈』、『カルメン』、『スーパーマン』、『バットマンとロビン』、『真夏の夜の夢』、『ベニスの商人』など多くの古典的な作品を残した。このLPはセゴビアが最初に録音したテデスコ:Gt協奏曲1番であり、歴史的録音の一つで、米COLUMBIA:ML 4732で初リリースされた。B面にはスペイン系小品がソロで収められている。ポンセ:「南のソナチネ」もセゴビアに献呈された。
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