[MELODIYA] M.ベズヴェルフニー(vn) I.コツィンシュ指揮ウズベキスタン国立so. / P.ロード:Vn協奏曲8番 , ヴィヴァルディ:Vn協奏曲 イ短調 RV.356 P 1
商品コード: 1247-043n
商品詳細:ミハイル・ベズヴェルフニー(1947-)はサンクトペテルブルク生まれのヴァイオリン奏者。ベズベルクニーと表記されることもある。5歳でサンクトペテルブルク音楽院の中央音楽学校でヴァイオリンの勉強を始めた。彼はリューボフ・シーガル(レオポルド・アウアーの弟子)とヤコブ・リアビンコフの弟子。1965年、モスクワ音楽院で、20世紀で最も著名なヴァイオリンの教授の一人であるユーリ・ヤンケレヴィチに師事。また、マヤ・グレイザロワ、エイブラム・シュテルン、ナホム・ラテンスキーに師事。彼は下記6つの国際大会の受賞者である。1.1967年:ヴィエニャフスキー・コンペティション第2位、2.1969年:ミュンヘン室内楽コンクール第2位、3.1972年: モントリオールのヴァイオリン・コンクールで第2位、4.1972年:ベオグラードの室内楽コンクールで優勝、5.1974年:ブダペスト室内楽コンクール優勝、6.1976:エリザベート王妃コンクール第1位。これだけの成績を残したロシアのヴァイオリン奏者は他にいないと思われる。1978年、彼はソ連からの出国を禁じられたが、1990 年 2 月ベルギーに定住した。1992 年 10 月以来、ベズヴェルクニーはショスタコーヴィチ トリオのメンバーであり、彼のMELODIYAとDGGへの録音は現在40を超えている。ここ数年、彼はヴァイオリン奏者、ヴィオラ奏者、作曲家、監督、俳優として非常に精力的に活動してきた。彼はまた、ラトビア系アメリカ人の指揮者イマント・コツィンシュ (現在のイマント・アイレア) とも数回共演した。現在、ゲント王立音楽院で教鞭を執っている。作曲家としても活躍。ここでは19世紀フランスのヴァイオリニストで作曲家、ピエール・ロード(1774- 1830)のVn協奏曲8番をA面で演奏。日本のヴァイオリン関係者の間では「ローデ」と呼ばれることが多い。ベートーヴェンのVnソナタ10番はピエール・ロード/ルドルフ大公で初演された。ロードは13曲のVn協奏曲と残している。この曲が録音されるのはLPでは初めての可能性が高い。ロードは当時のVn演奏の名手として知られ、ソロの技巧的な要素を持つ曲だが、Vn協奏曲8番はバロック作品としてはロマンティックな雰囲気を持つ作品である。B面はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV.356である。この曲は聴いてみると意外にもロードのVn協奏曲8番と似たような気分を持った曲で、ベズヴェルフニーが意図的に選択したのだろう。バロックVn協奏曲集として良いLPとなっている。ピエール・ロードは珍しいだけに、そのあたりに興味のある方には重要なLPである。
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