商品詳細：シルビア・マルコヴィチ（1952-）はルーマニアのバカウでユダヤ人の家に生まれ、 ブカレスト音学院で学んだ女性ヴァイオリン奏者。16歳でデビューした鬼才といってよい。 1969年パリのロン・ティボーコンクールで1位なしの2位受賞。1970年ブカレストのエネスク・コンクールで優勝。 1972年L.ストコフスキーに招待され、 ロンドン・ロイヤル・フェスティバル・ホールでグラスノフのヴァイオリン協奏曲を演奏した。1950年代生まれでこれほど腕の立つ奏者は多くない。1970年代年にELECTRECORDにルーマニアの重鎮ピアニスト、ヴァレンティン・ゲオルギウとベートーヴェンのVnソナタ8曲を録音した。現在はストラスブール（フランス）とグラーツ（オーストリア）に在住し、グラーツ音楽・舞台芸術大学の教授を務めている。東欧録音に興味のある方にとってはお宝級のLP。当社でもこの10年ほど入荷の途絶えていたLPである。この当時まだ24歳だった。切れ味の鋭さと女性らしい優しさに溢れた表現とを兼ね備えた個性派である。常時ヴィブラートがかかったような音がどこか寂し気な気分を作る。1枚聴いたら全部聴かずにいられなくなる不思議な魅力を持った演奏家。目から鱗が落ちたような全く新鮮な解釈なのである。決して音色が良いわけではない。独特の色気を持ち、まるで毒気に当たったような音楽。今まで味わったことのない芸風!!　二人は全曲録音の予定だったが最後の3/6番を録音する前にマルコビチがルーマニアから亡命してしまい。全曲録音はできず8曲で終了した---以上お客様よりの情報　！

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