[DGG] M.シュターダー(s) O.ドミンゲス(a) E.ヘフリガー(t) M.ロー(bs) M.アラール(fg) I.マルケヴィチ指揮ラムルーo. エリザベート・ブラッスールcho. / モーツァルト:戴冠式ミサK.317, Fg協奏曲K.191
商品コード: 1264-011pb
商品詳細:K.317の代表格と言えば2回録音しているマルケヴィチ。最初と同じM.シュターダー(s)が参加、当盤は2回目録音ステレオ・オリジナル!ハ長調ミサのフリッチャイに対応する、この曲の名演の一つである。オーディオファイルと言ってもよい高音質で、この大曲をさらに魅力的に演出する。歌手も他にヘフリガー(t)ドミンゲス(a)を迎え、音の良いK.317の傑作として揺るぎない格調を持つ、そしてシュターダーのソロは格別。B面にカップリングされたK.191も素晴らしい仕上がり。イーゴリ・マルケヴィチ( 1912- 1983)はウクライナのキエフ(キーウ)生まれだがフランスに帰化した指揮者。バレエ・リュスの主宰、セルゲイ・ディアギレフと出会いが重要な点であり、彼の運命を決めた事実である。ロシア・バレエ団からの委嘱作品によって衝撃的なデビューを果たし、1950年第初頭よりLP録音に活躍した。時期的には英国EMI、フランス・パテ、DGG、PHILIPS、PHILIPS以降の5期に大きく分けられる。勿論英国EMI以前にも録音はあるが僅かである。それぞれのレーベルでメインに近い指揮者としてそれぞれ多数の録音を行った。DGGへの録音は1953年から1965年にかけて行われ、他のレーベルとまたがっての録音が多い。決してDGGの専属という契約ではなかったようである。マルケヴィチはまるでカラヤンのように忙しく、あちこちの大手レーベルからお呼びが掛かっていたのは想像に難くない。その為特別に複数のレーベルにまたがって録音が可能な立場にあった数少ない指揮者といえる。そのDGG録音も2種に大別される。1953年~1956年のベルリンpo.とのモノラル録音。1957年~1961年に首席指揮者を務めていたコンセール・ラムルー管弦楽団とのパリ録音である。モーツァルト:交響曲の録音は多くないが昔からマルケヴィチの2回録音があるK.317は定評があった。何方もM.シュターダー(s)を起用した点が大きいが、合唱作品にもこのような素晴らしい録音を残している点が万能指揮者と表される由縁である。2回目はステレオもありパリで録音しているが、歌手はドイツから招きスケール感が更に増している。K.317をステレオで一つ残すなら、この録音だろう!
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