[ACCORD] J.ルヴィエ(pf) J.J.カントロフ(vn) P.ミュレ(vc) / ブラームス:Pfトリオ2番Op.87, Pfトリオ3番Op.101
商品コード: 1268-061
商品詳細:J.J.カントロフを中心とした3人によるブラームスのピアノ・トリオである。カントロフとルヴィエは2人による録音も多いため非常に息の合った演奏である。カントロフがアカデミックな解釈を得意としているのに対し、ルヴィエの如何にも自由人といったような歌い回しは絶妙である。また全体を通して非常に好感の持てる真摯な演奏であり、室内楽には特別な優位性を持つフランスならではの演奏である。ジャン=ジャック・カントロフ(1945-)はフランスのカンヌ生まれのヴァイオリン奏者、指揮者。ユダヤ系ロシア人の両親の下に生まれた。ニース音楽院を経て、パリ音楽院を卒業する。グレン・グールドにコンクール時の演奏を絶賛され、デビューを飾ることとなった。1977年5月に初来日した。1962年 カール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、1963年 第10回ロン=ティボー国際コンクールで第6位、1964年 第11回パガニーニ国際コンクールで第1位、1965年 ジュネーヴ国際音楽コンクールで入賞、1967年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第6位、第12回ロン=ティボー国際コンクールで第4位、1968年 第2回ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位とこれだけの数のコンクールで賞を取ったヴァイオリン奏者はそう多くないだろう。1970年代に入ると多くのレーベルに録音を残し国際的な評価も高い。来日も多く日本にファンは多い。 2009年5月には東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009』 で多くの公演に出演し、活躍をした。バランスのとれた美音の持ち主で室内楽向き。驚くほど多くのレーベルに録音がある。ピアノのジャック・ルヴィエ(1947-)はご存じマルセイユ生れのフランス人。ヴラド・ペルルミュテールとピエール・サンカンの薫陶を受け、ジャン・ユボーに師事した逸材である。1970年にジャン=ジャック・カントロフとフィリップ・ミュレとともにピアノ三重奏団を結成。ラヴェルのピアノ曲全集の録音や、ドビュッシーやラヴェルの室内楽の録音により、グランプリ・デュ・ディスクから授賞されている。トリオ名こそないが常設の団体であり、1970年代世代のトップランクの団体といえる。中でもこれは珍しい1枚!
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