[La Voix De Son Maître 他] V.グイ指揮グラインドボーン祝祭o. 他 / コレクターズ・シリーズ・「ヴィットリオ・グイ」全11点11枚バラセット
商品コード: 1268-024p
商品詳細:フランス人コレクターが個人として40年に亘って収集した演奏家別のコレクションをそのまま「コレクターズ・シリーズ」としてセットで出すことにした。当社では初の試みとなる。長年かけた厖大な時間はお金には換算できない。また縁あって集まったコレクションを散逸させず後世に受け継ぐことも国を跨いだ文化継承になるだろう。レーベルは複数にまたがり、オリジナル盤だけとは限らない、また意に沿わない国の盤が混じることもある。それらをご承知の上でご検討いただけると幸いである。基本バラセットである。今回は「ヴィットリオ・グイ」。ヴィットリオ・グイ( 1885- 1975)はローマ生まれのイタリア人指揮者。ローマ大学で文学を学んだ後、1906年にサンタ・チェチーリア国立アカデミアでジャコモ・セタッチョリとスタニスラオ・ファルキの下で作曲を学び、ディプロマを取得。その翌年にローマのアドリアーノ劇場でポンキエッリの《ジョコンダ》を演奏して指揮者としてデビューを飾った。これが契機となって、ナポリとトリノで指揮をすることとなる。1912年、ナポリのサン・カルロ劇場の首席指揮者になり、イタリア各地の歌劇場に客演していた。1928年に創設されたばかりのフィレンツェ市立管弦楽団(現フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団)の音楽監督を任された。1933年には、このオーケストラのコンサートをフィレンツェ五月音楽祭へと発展させた。戦後、フィレンツェを本拠地として活発な活動を展開していたが、1952年から1964年までグラインドボーン音楽祭の音楽監督と芸術顧問に就任した。死ぬ直前まで指揮活動が衰えることはなかったが、フィレンツェで死去した。EMI系の初期録音が有名で「フィガロの結婚」のステレオ盤には30万円を超える価格が付いたこともある。意外にも米国録音が多く、フィレンツェ五月音楽祭での録音は米国HALLMARKレーベルから出ている。1950年代初期にはオーストリア国立管弦楽団(正式名称ではない)を振った米remingtonへの録音も数点ある。今回はHALLMARKレーベルが多く、これまで入荷の無かった珍しい音源が多い。
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