[ROYALE] L.スティーヴンス(vn) L.ルートヴィヒ指揮ベルリンso. / バッハ:Vn協奏曲2番B.1042, ブランデンブルク協奏曲2番 ヘ長調B.1047
商品コード: 1268-010p
商品詳細:米ROYALEは1939年Eli Obersteinが設立した United States Record Corporation のクラシック専門のレーベルの一つである。1950年代初期にはピアノのR.テューレック(pf)が多くの初回バッハ録音を入れたレーベルで知られる。主にベルリン交響楽団等の未発売音源を仕入れてLP化して米国で販売していたレーベルである。URANIAなどと同様の手法で運営していた。これは中でも珍しいバッハ:Vn協奏曲2番が入るLPで当社では初入荷の希少タイトルである。指揮のレオポルト・ルートヴィヒ( 1908- 1979)はモラヴィア出身の指揮者。ウィーン音楽院でエミール・パウエル(Emil Pauer)にピアノを師事し、南ドイツ及びチェコスロヴァキアのブルノの歌劇場で指揮者としての下積みの修行をした。1936年にオルデンブルク歌劇場の指揮者に就任し、1939年にウィーン国立歌劇場の首席指揮者を務めて声望を高めた。1943年からはベルリン市立歌劇場の首席指揮者となり、1951年までその任にあった。1950年から1971年までハンブルク国立歌劇場の音楽総監督を務め、1952年からイギリスのエディンバラ音楽祭やグラインドボーン音楽祭など、主要な音楽祭にオペラのエキスパートとして出場していた。意外にも録音は多く、DGG、EMIなどのメジャーレーベルにも録音がある。ソロはルイス・スティーヴンスなるヴァイオリン奏者で当社では初入荷となる。録音は勿論ベルリンと思われる。SPから復刻された音源らしいがその割りには音は鮮明でしっかりしている。当時のベルリン交響楽団のコンサートマスターだった人物かも知れない。名前からみて米国にルーツを持つ家系ではないだろうか?SP期だけにしっかりした腕前のソリストで殆どポルタメントは使わず、現代的なスタイルを持っている。音がはっきりしており、当時のソリストの水準は高かったことを窺わせる。この時期の米国盤は材料の音が大きいので1950年代の欧州盤とは異なる。それでもそれに負けない音の強さがあり、十分に楽しめる演奏。初めて聴くにはお勧め出来ないが珍しい録音をお探しの方にはピッタリの珍品LP!
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