[BAM] P.バルビゼ(pf) J.P.ランパル指揮室内o. / モーツァルト:Pf協奏曲21番K.467, Pf協奏曲22番K.482
商品コード: 1271-023
商品詳細:初出は1960年代前半。LD 078/5078(モノラル/ステレオ)。1950年代から、生涯の相棒C.フェラス(11歳年下)とデュオを組み、多くの名演を残した。彼のピアノは明るく明快。リズム感があり、モーツァルトらしい!ランパルの指揮のせいか、意外にも知られていない録音。ランパルは古くから指揮をしており、DFにK.375、388の2枚組の名演もあった。BAMの中でもあまり録音されていないモーツァルトにバルビゼが挑戦。2人のカップリングは守備良く素晴らしい結果を残した。アクセントの効いた流麗なオケに、バルビゼのよく弾む品の良いピアノ。ピアノ協の王道を行くような美しい協奏曲。非常に入荷の少ない一枚。構えたところのないバルビゼのピアノに、青年モーツァルトを感じる。ピエール・バルビゼ(1922-1990)はチリに生まれた。パリ音楽院に学び、1944年にピアノ科の首席となる。また音楽史や室内楽でも首席に輝いた。1948年にスヘフェニンヘン国際コンクールのグランプリに輝き、1949年にはロン=ティボー国際コンクールの5位に入選した。ソリストとしてよりも室内楽専門のピアニストとして、とりわけヴァイオリニストのクリスチャン・フェラスの共演者として名高い。1963年から没年までマルセイユ音楽院の院長を務めた。1982年、生涯の相棒であるクリスチャン・フェラスがアルコール依存症となりヴァイオリンも売り、その年の8月に拳銃自殺という痛ましい事件がった。フェラスの死とともにデュオの生命も絶たれた。その後バルビゼは録音はしていないと思われる。それからバルビゼも酒を飲み、大病をして医者から禁止されても飲みつづけた。喜怒哀楽が激しく、日常生活では気むずかしい人だった。1990年1月18日、68歳で睡眠中の心臓発作でマルセイユで亡くなった。このモーツァルトの協奏曲集はバルビゼ唯一の録音でありバルビゼの本質を表す録音である。なおモノラルはLD 078でBAMの専用ジャケットに入るがステレオの5078はBAMの専用ジャケットに入るケースは見たことがない。これまで入荷したステレオ全てがカイエ・デュ・ディスク・ジャケ(JM 015)に入る。これで正常と思われる。
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