[VOX] H.シュミット・イッセルシュテット指揮ハンブルク北ドイツ放送so. / ブラームス:交響曲4番Op.98
商品コード: 1272-042
商品詳細:イッセルシュテットは1967-73年に北ドイツ放送so.とブラームスの交響曲全4曲を放送用にライヴ録音していて1982年独ARTIPHONから3枚組の箱または独ACANTAから5枚組の箱(Vn協奏曲や管弦楽を含む)を発売している。しかしこの4番はそれ以前のモノラル/ステレオ旧録音である。イッセルシュテットと北ドイツ放送響は1963年のアメリカへの演奏旅行でブラームスの演奏を行い絶賛を博したという。レーベルがVOXであることを考えると、米国での旅先録音と考えるのが妥当と思われる。この演奏旅行で他に何を録音したのか気になるが当社の入荷記録からは見つからなかった。イッセルシュテットのVOX発売はこの1曲だけである。イッセルシュテットの大物作品の録音の大半は北ドイツ放送局での放送音源であることを考えると、このスタジオ録音は相当貴重といえる。然も手兵の北ドイツ放送so.ともどもというのが良い。単純な客演ではなく、いつもの姿が反映されているからである。録音はネットから1962年と判明したが本当の米国での旅先録音であるか確証はないので?としておく。この4番がイッセルシュテットの最初の録音であることは事実。その後1971年BBC so.とロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールに客演(LP未発売)。そして1973年5月21日ハンブルク、ムジークハレで北ドイツ放送o.と2回目のライヴ放送録音を行う。その後フィラデルフィアo.に客演するらしいが詳細は不明でLPはない。他に旧録音が存在するブラームス交響曲は2番で1955年4月13-20日 北ドイツ放送o.とモノラル録音があり、これは米CAPITOL:P 18000というLPでリリースされた。ハンブルク録音かまたは4番のような米国での旅先録音かは不明。ドイツらしい暗闘で揺れのないテンポで力強く演奏されるブラームスは当時の米国では貴重な本場のスタイルだったに違いない。ウィーンpo.を振ったDECCA録音より手兵である北ドイツ放送o.こそがイッセルシュテットの真骨頂であることは間違いない。
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