[VOX] J.ホーレンシュタイン指揮ウィーン・プロ・ムジカo.(ウィーンso.) / ブルックナー:交響曲9番(原典版)
商品コード: 1272-035p
商品詳細:ヤッシャ・ホーレンシュタイン(1898-1973)は旧ソ連のキエフでユダヤ系の家系に生まれた。1911年に家族と共にウィーンに移り、同地でシュレーカーに師事。その後、ベルリン高等音楽院で学び、指揮者デビュー後はフルトヴェングラーの助手を務めた。1920年代には早くもベルリン・フィルやベルリン国立歌劇場o.を指揮し、ブルックナーの交響曲第7番やマーラーの『亡き子を偲ぶ歌』などをSP録音した。しかし、1933年にナチスが政権を掌握するとドイツを去り、1940年に渡米し、アメリカ国籍を取得。その際米国で1945年に設立されたVOXレーベルの専属となった。戦後はヨーロッパ楽壇に復帰し、各地の一流オーケストラに客演。ブルックナー、ブラームス、マーラーなどのドイツ・ロマン派の楽曲に、知的且つ情熱的でスケール雄大な名演奏を残した。このブルックナーは比較的初期の録音でホーレンシュタインが残したの名演の一つ。ホーレンシュタインの録音は1929年録音のブルックナー交響曲第7番に始まる。すなわち最初からブルックナーのスペシャリトだったといえる。当時ブルックナーはまだベートーヴェンなどのような市民権を得ていない時代にも関わらずである。しかし1954年バッハ:ブランデンブルク協奏曲の全曲録音を行うなど幅広い見識を持つ指揮者であった。ブルックナーの権威と呼んで差し支えない指揮者だが録音した曲は多くない。尚VOXに出てくるウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団は覆面オーケストラで、実態はウィーン交響楽団(ウィーンso.)の変名で、契約の関係で正式な名称が使えなかったらしい。
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