[WESTMINSTER] J.ブリーム(lute) / ダウランド・Lute曲集/女王のガイヤード゛, ラクリメのパヴァーン, ホワイト夫人に事なし, ファンタジー, 他10曲
商品コード: 1273-049
商品詳細:ギターの巨匠、ジュリアン・ブリーム(1933- 2020)は英国バタシー生まれのクラシックギタリスト。ギタリストと言えばスペインという時代に活動を開始した世代である。ギタリスティックな表現を払拭し、普遍的な音楽性をギター演奏に持ち込み、スペインのギター音楽を斬新な切り口で解釈・演奏した。ルネサンス以前の音楽の演奏におけるパイオニア的存在でもあり、ビウエラやリュートも演奏した。1985年に交通事故に合うが、その後も精力的に音楽活動を行い、アジア・ツアーなども行っている。演奏技術が発達した現代においても、その豊かな音楽性は、多くのレコーディングを通じて不滅の輝きを放っている。またジョン・ウィリアムスとのデュオは、イダ・プレスティ&アレクサンドル・ラゴヤやセルジオ・アサドと並ぶ20世紀の代表的ギター・デュオとして記憶されている。ブリームは当初ギターではなく、リュート奏者としてWESTMINSTERでデビューを飾っている。最初の録音は1954年 ロンドン,ウエストミンスター・スタジオで録音されたダウランド:4声の歌曲(XWN 18711)だった。主役はGolden Age Singersでその伴走者としてのリュート演奏がデビューとなる。その後1956年にやはりWESTMINSTERへダウランドの歌曲も含むリュート演奏で3枚のLPをモノラル録音した(XWN 18429/XWN 18761/XWN 18763)。全てリュートで全てダウランドという異例の録音でスタートしている。同じ時期にバッハ作品集も1枚(XWN 18428)も1956年に発売されている。バッハはギターで演奏され、ダウランドは時代的な意味合いでリュート演奏としたのだろう。どちらもこなせる奏者としてWESTMINSTERで鮮烈なデビューとなった。1956年時点で若干23歳の若者であった。その後の活躍は知っての通りでRCAへ移籍してからは怒涛の勢いで活躍を続けた。2020年に亡くなったが、ギター好きでジュリアン・ブリームの名前を知らない人はいないだろう。これは23歳の時の記録。当時まだ珍しかったリュートで颯爽と鮮やかに弾いたダウランドで世に出たばかりの凛々しい姿は懐かしい方が大いにのではないだろうか?
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