[PHILIPS] B.ワルター指揮コロンビアso. ウェストミンスターcho. E.クンダリ(s) N.ランキン(ms) A.d.コスタ(t) W.ウィルダーマン(br) / ベートーヴェン:交響曲9番Op.125「合唱」, 8番Op.93
商品コード: 1275-052
商品詳細:B.ワルターは、第九を1938年ウィーンpo.とのSP、1944/49年ニューヨークpo.、1947年ロンドンsoとのモノラルなどを含め過去に少なくとも5回録音していて、これは最初のステレオ録音と思われる。仏HI-FI stereoの音質は圧倒的で、こういったオーディオファイルを聴いてしまうとその音だけで全てを納得してしまうというところがある。バラ2枚なので2枚揃えるのはなかなか大変だ。ワルターの代表的録音として、また第九の名録音としても価値ある一組。近年欧州プレスのオリジナルは激減。1959年ハリウッドでの録音だが第4楽章のみニューヨークでニューヨークpo.の演奏。録音の為に編成されたコロンビアso.の実態は、当時全盛期だった映画のサントラ録音のためハリウッドに集まっていた超一流のスタジオミュージシャンたちが組織していたグレンディルso.+αである。全米で最もレコーディング回数が多いといわれるこのオケは、初見でレコーディングができるヴィルトオーゾオケとして様々なレコード会社に色々な変名で参加していた。当時のメンバーは一流オケ団員の5倍近い収入があり、中には年間10万ドル以上の収入を得る演奏者もいたらしい。なお合唱を担当したウェストミンスター合唱団は1949年ニューヨークpo.との旧モノラル録音と同じ合唱団。B.ワルターがいかにこの合唱団を信頼していたかがわかる。尚その旧モノラル録音でも第4楽章で問題があり2種の録音があることは有名。どのレーベルでもオリジナル盤で状態の良いプレスはなかなか無いのが現実である。軽度の難なら高音質のオリジナル性を優先すべきだろう!
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