[COLUMBIA] H.v.カラヤン指揮ベルリンpo. / ドヴォルザーク:交響曲9番Op.95「新世界より」, スメタナ:連作交響詩「わが祖国」~第2曲モルダウ(ヴルタヴァ)
商品コード: 1275-031
商品詳細:SAXFでも通常見るのはSAXF 814の棒付ジャケ。人気盤なのでその後CCA、CVBと再発が続き、プレスの種類は非常に多いが、初出のSAXF 144は殆ど見かけない。ベルリンでのドイツ録音で、英ではSAX 2275で出ているが、そちらは少々重厚な音質。英盤を重たく感じられる方にはこのSAXFが良い。英国とは発想を異にする、軽快で切れの良い音質。この録音を別の角度から見ることができ、新たな発見があるかも知れない。「カラヤン=まったり」だけではない事が分かる盤!この録音はEMI系各社から様々な形で出ていて再版が非常に多い。それだけ注目された録音と言える。確かにカラヤンを代表する録音の一つといってよい。その後DGGに複数回再録音している。カラヤンの最初の録音は1940-41年ベルリンでのSP録音である。これは5回録音中の2回目の「新世界より」の録音になる。その後1964年DGG、1976年EMI、1985年DGGウィーンpo.と続く。ウィーンpo.とは1回のみで前半4回は全てベルリンpo.との録音である。何故英COLUMBIA時代にベルリンpo.との録音を行ったかは不明。ベルリンpoとはこれだけでなく1957~59年までにシューマン:交響曲第4番、ブルックナー:交響曲第8番、ブラームス:ピアノ協奏曲第2番とこのドヴォルザーク:交響曲第9番の4曲が録音された。英COLUMBIA側ではいつものフィルハーモニー管弦楽団ではなく、ドイツ/スラブ系音楽はベルリンpo.が良いのでは?という漠然としたイメージがあったのかもしれない。それを上手く販売戦略に利用したことは十分に考えられる。
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