[Les Discophiles Français] F.エティエンヌ(cl) M.エウィッツ指揮モーリス・エウィッツ室内o. / モーツァルト:Cl協奏曲K.622
商品コード: 1277-006
商品詳細:1136号で2種紹介した12"のDF 2が大きな話題を呼んだが、今回は10"廉価版を紹介したい。ディスコ・フィルを代表する名演で、フランスの室内楽からいっても、モーツァルトの室内楽からいっても、欠かす事の出来ない代表盤である。録音も大変優れており、録音、曲、演奏と、三拍子揃った稀少盤である。状態が良いものは殆ど入荷ない。K.622は1941年初回録音のSP復刻ヴァージョンと1953年2回目モノラル録音の2種が存在し、何方も同じ2(DF2)で発売されている。12"については1953年録音分だけと思われる。つまり同じ番号で計3種の異なる内容が存在する複雑な話である。当時のフランスのメーカーは曲が間違っていなければ良いではないかというスタンスだったのだろう。25又はEX 25---で始まる10"はスタンダード・シリーズとして廉価版扱いで1960年以降にリリースされた再版である。25018はもちろん1953年録音の再版だが大きなメリットがある。DF 2の10"がK.622+K.447という2曲入りに対し、25018は1曲入りである。そのためDF 2(10")のA面が第1楽章と第2楽章の配置に対し、25018は第1楽章のみの配置となる。B面は第2/3楽章が入る。オリジナルに比べ溝の余裕があるのである。そのため25018は再版ながら重みのある良音質であり、満足感が得られる盤といえる。しかも安価であり、盤質も良いものが多い。12"のDF 2と比較しても溝の有利さは明らかである。安価で音も良いメリットの多い再版はこれから購入を検討される方には良い1枚だろう。勿論Pathéプレス!K.581にも10"が存在し、別々の10"を揃えるというマニアックなやり方もある!
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