[ERATO] P.d.フレイタス・ブランコ指揮マドリード・コンサートo. T.トウルネ(s) P.ラビルヘン(t) C.チェーザリ(br) / ファリャ:「三角帽子」第1組曲(全5曲), 「三角帽子」第2組曲(全3曲), ペドロ親方の人形芝居
商品コード: 1278-052
商品詳細:有名なファリャのバレエ音楽「三角帽子」。ここではフリャ本人が後に編曲した演奏会用組曲2曲をA面に収録している。B面は人形劇「ペドロ親方の人形芝居」で何方もファリャの代表作である。演奏はポルトガル・リスボン出身の指揮者、ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ( 1896 - 1963)。1925年にはロンドンに留学してステージ歌手を目指すも挫折し、帰国後の1928年にサン・ジョアン・ポルト劇場でリリック・オペラ・カンパニーを立ち上げて指揮者としての活動を開始した。1932年までリスボンのチボリ劇場のコンサートを指揮した後、モーリス・ラヴェルに招かれてコンセール・ラムルー等を指揮し、ヨーロッパでの名声を高めた。1934年に帰国してポルトガル国立放送交響楽団を組織し、亡くなるまでこのオーケストラの首席指揮者を務めた。これはブランコがスペインでマドリードo.を振ってのファリャの大作を録音。Hispavox=ERATO共同制作音源だが提携のあるERATOがフランス(スペイン以外の欧州で)で発売した1枚。この2曲は西側の大物指揮者の録音も多いが、イベリア圏の指揮者には勝てない。1960年マドリード録音。A面の2曲は演奏会用組曲版なので歌は入らない。B面は3人の歌手が登場しスペイン語で歌う箇所も含む全8曲。マヌエル・デ・ファリャが音楽と台本を担当した、序幕、主部、終幕から成る1幕の人形劇である。セルバンテスの『ドン・キホーテ』第2部のエピソードに基づいて本作を作曲している。劇中にドン・キホーテが登場する。18世紀以来忘れ去られていた楽器であるクラヴサン(チェンバロ)を、現代オーケストラで使用した初の例であるらしい。1923年のパリ初演ではウラディミール・ゴルシュマン指揮、ワンダ・ランドフスカのクラヴサンにより行われた。この曲には演奏会用組曲はない。早口で歌われるスペイン語が本場の気分を盛り上げ、スペインの熱気がオーディオファイル並の高音質で再生できる。ブランコの名演の一つでもある。
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