[ERATO] J.F.パイヤール指揮ジャン・フランソワ・パイヤール室内o. M.アンドレ, Bジャノット(tp) H.フェルナンデス, L.ベガン(vn) 他/ トレッリ(パイヤール編):シンフォニア(3曲), 協奏曲(4曲)
商品コード: 1278-046
商品詳細:ジュゼッペ・トレッリ( 1658 - 1709)はイタリア・ヴェネト州のヴェローナ生れ。イタリア盛期バロック音楽の作曲家・ヴァイオリニスト。イタリア・バロック音楽の基幹をなすボローニャ楽派の名声と成功に貢献した作曲家である。ボローニャでジャコモ・アントニオ・ペルティに師事。1684年6月27日に、ボローニャのアカデミア・フィルアルモニカの会員となる。1685年から1695年までボローニャのサン・ペトロニオ大聖堂の指揮者を務め、1697年から1699年までブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯ゲオルク・フリードリヒ2世の宮廷楽団で過ごす。1699年12月、ボローニャへの帰路、ウィーンにおいてオラトリオを上演した。ヴァイオリンにはバロック作品で魅力を発揮するユゲット・フェルナンデスを起用。トランペットでは以前から共演の多いモーリス・アンドレが起用されている。合奏協奏曲というジャンルではコレッリの範となり、また、独奏楽器のための協奏曲を開拓した人である。現在でも多くの協奏曲が3楽章で、急―緩―急という構成になっているが、これもトレッリの功績であるらしい。トレッリはトランペットを異常に愛好し、協奏曲をはじめとして、この楽器のための作品をたくさん書いている。トレッリが指揮者を務めていたサン・ペトロニオ教会にトランペットの名手がいたためらしい。代表作はヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ 作品4、4声のヴァイオリンのための協奏曲 作品6、12の合奏協奏曲作品8などがあげられる。作品8の第6番は「クリスマス協奏曲」の名で単独演奏されることが多い。パイヤールはこれらを編曲して協奏曲として演奏。()に原曲を表記した。1960年代フランスらしい、ナチュラルな響きとモダン楽器ながらしっかり時代考証がされた演奏は流石ジャン・フランソワ・パイヤールの見識が光る。モーリス・アンドレにしっかりソロを任せ、イタリア盛期バロックの気分を盛り上げる。尚ERATOのステレオであるSTE***シリーズは高音質ではあるがDECCAのSXLシリーズとは根本思想が異なるので理解された上でご購入されたい。全てのSTE***シリーズにいえる事であり音質の前に音楽があることを熟知しているフランスの良心でもある。知られていない名演!
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