[ERATO] L.フレモー指揮モンテカルロ国立歌劇場o. フィリップ・コラールcho. B.クルイセン(br) D.ティリエーズ(ボーイ・ソプラノ) 他/ フォーレ:レクイエムOp.48, ラシーヌ讃歌Op.11
商品コード: 1278-041
商品詳細:ルイ・フレモー(1921-2017)はフランス、エール=シュ=ラ=リス生まれの指揮者。第二時大戦中はレジスタンス運動に参加、戦後も外人部隊に加わってベトナムやアルジェリアに派遣、帰国後にパリ音楽院に入学して指揮の勉強を再開し、1952年に同音楽院を首席で卒業した。音楽を本格的に学び始めたのは戦後で指揮デビューは32歳と遅咲きである。1956年モンテカルロ歌劇場o.(在任・1956-1966)の常任指揮者に抱えられた。フレモーはモンテカルロ歌劇場o.の育成に力を注ぎ、ローカルオケととしては注目されるレベルにまでになる。以降ローヌアルプスフィル、1969年からバーミンガム市立管の音楽監督と歴任し、EMIと契約した。フレモーといえばバーミンガム市立管のEMI録音を連想されるはずである。フレモーがフランス物が得意だったこともありバーミンガム市立管ではフランス音楽を積極的に演奏、後に首席指揮者となるサイモン・ラトルが「世界で最高のフランス音楽を奏でるオーケストラ」と絶賛した。日本へも度々訪れ、東京都響を振った録音もある。晩年はリヨン国立po.の音楽監督だった。フレモーは多くの録音の中でフランスのディスク大賞を8回受けている。来日も8回を数える。レパートリーが非常に広く、モンテカルロとバーミンガム時代に、バロックから近代作品までの合唱作品やオーケストラ作品の膨大な量の優れた演奏の録音を残した。ERATOでフォーレ:レクイエムといえばM.コルボ指揮ベルンso.の1972年録音が圧倒的に有名であるが、ERATOでの最初の録音はこのL.フレモー指揮モンテカルロ国立歌劇場oだった。ソプラノにはドゥニ・ティリエーズというボーイ・ソプラノを起用しており、伝統的なスタイルに則った演奏である。バリトンのベルナール・クルイセンはERATOに籍が無かったためVALOISから派遣という形をとっている。合唱団はフィリップ・コラール合唱団と、フランスでは信頼の厚い合唱団でERATOが総力を結集して望んだ録音であることは間違いない。モンテカルロ・ノートルダムイマキュレ大聖堂で録音され、ホールトーンがタップリ効いた録音は壮大なスケールを感じさせる。尚ERATOのステレオであるSTE***シリーズは高音質ではあるがDECCAのSXLシリーズとは根本思想が異なるので理解された上でご購入されたい。全てのSTE***シリーズにいえる事であり音質の前に音楽があることを熟知しているフランスの良心でもある。知られていない名演!
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