[DGG] F.ライトナー指揮ベルリンpo. / チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」Op.71a, イタリア奇想曲Op.45, スラヴ行進曲Op.31
商品コード: 1279-063
商品詳細:コンパチシール付細字ステレオ・フラット盤入り2/60が初出だが滅多にない。今回はすぐ後の赤ステレオジャケット入り初期プレス。ライトナー晩年の録音。同じ赤ステでも、DGGの最良期のステレオ音が再生される。しかし、この時期は短く、DECCAやHMVのようには長く続かなかった。全く惜しい限りだ。チャイコフスキーの名バレエ曲と管弦楽曲3曲入りで、誰もが楽しめる内容。特に「くるみ割り人形」は演奏、音質ともにドイツ的な良さが出ている。ステレオ録音の極めて少ないライトナーの貴重なステレオの1枚。フェルディナント・ライトナー(1912 - 1996)はベルリン生まれの指揮者。ベルリン音楽大学に入学し、フランツ・シュレーカーに作曲を、ヨハネス・ブラームスとハンス・リヒターの弟子であるユリウス・プリューヴァーに指揮法を習った。カール・ムックに指揮法を師事した。第二次世界大戦後、ライトナーはハンブルク国立歌劇場(1945年から1946年)、ミュンヘン国立歌劇場(1946年~1947年)の指揮者を経て、1947年にシュトゥットガルト歌劇場のオペラ監督となり、1950年には同歌劇場の音楽監督に就任した。シュトゥットガルト歌劇場の1969年までの約20年間にわたるライトナー時代はシュトゥットガルト歌劇場の黄金時代と評されている。ライトナーは世界各国への客演活動も行っており、ウィーン国立歌劇場やアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、NHK交響楽団などに登場した。ライトナーは300近くの録音を行い、DGGが最も多いがVOX等にもある。DGGではフェレンツ・フリッチャイ、イーゴリ・マルケヴィチ、オトマール・スウィトナー、フリッツ・レーマン、フリッツ・リーガーらと並ぶメジャー指揮者として名を連ねた。老練な職人的な指揮者であった点は誰もが認めるところだろう。
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