[Disques A Charlin] C.F.チラーリオ指揮ミラノ・アンジェリクム室内o トリノ・ポリフォニックcho. .E.クンダリ, A.ヴェルチェッリ(s) 他/ ヴィヴァルディ:マニフィカトRv.611, 詩篇126「主が建て給うのでなければ」Rv.608
商品コード: 1279-051
商品詳細:1964年ミラノ・ANGELICUM Studioでシャルラン本人が行ったANGELICUM =Disques A Charlinの共同制作録音。シャルランはご承知のように宗教合唱作品とオルガン曲に特別な興味を持っており、それらを最高の音質で録音するための自身のレーベルを立ち上げた。ヴィヴァルディ( 1678 - 1741)はイタリアが生んだ大作曲家であり、当時バッハさえもが学んだバロック音楽の最先端として頂点を極めた存在であった。600を超える協奏曲の父として名を馳せるが宗教曲・声楽曲も作品数こそ協奏曲などにおとるものの、重要な作品を残している。中でも「グローリア ニ長調」が有名であるが、「マニフィカト ト短調」も名曲として知られる。荘厳な雰囲気をもちながら、どこか親しみやすい表情をみせるあたりがいかにもヴィヴァルディらしさを感じる曲である。正確な作曲年は不明だがバッハもこの曲を参考に自身の「マニフィカト」を作曲したものと思われる。「ニシ・ドミヌス」は旧約聖書「詩篇(詩編)」第127篇に基づく宗教音楽。第6曲「Beatus vir」前奏部分のメロディは、日本の歌曲『椰子の実』によく似ている。録音は多くない隠れた名曲だが、このあたりの曲を探してくるあたりがシャルランらしさといえるだろう。録音、演奏ともにトップランクのLPである事は疑いようのない事実。Disques A CharlinのLPにはAMS***で始まるシリーズがあるが、100%ではないがこれらはMusica Sacraシリーズとされ、提携があるドイツSCHWANNからも発売されている。またイタリアで録音したものは全て伊ANGELICUMとの共同制作録音で、イタリアではANGELICUMから発売されている。その場合ANGELICUMがすぐに発売され、Disques A Charlinでは数年遅れて発売されるケースが多い。
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