[MELODIYA] K.イワノフ指揮モスクワ国立放送so. / ベートーヴェン:交響曲5番Op.67「運命」
商品コード: 1279-041n
商品詳細:コンスタンティン・イワノフは1907年生まれ。貧しい家庭で育つも若くして頭角を現し、ガウク、ラフリンに続き1946~65年にソビエト国立so.の主席として活躍。カラヤンなどと同世代でありながらまだまだ日本では知られていない。ロシアの典型を持つスタイルではあるがムラヴィンスキーほど極端な解釈はしない。素朴なロシア的良心に貫かれている。爆演の先にある、より高次元の境地といって差し支えない。所謂通好みである。音響だけに頼らない高度な演出!1973年頃の録音。MELODIYAでは1975年までにLPで1人で全集を録音した指揮者はいない。最後にバルシャイがステレオで1~8番まで録音したのが最大。特にモノラル期は録音が少ない。その中でイワノフは3・5・7・8番と9番を担当。ロシアの重鎮的指揮者による録音で十分に説得力がある。爆演系と想像したが、意外にも端正ですっきりした構築の「運命」である。オケの切れ味は鋭角的な鋭い反応を見せる。スタッカート風にメロディーのしっぽをバッサリと切り捨てる特徴ある演奏をする。旧ソ連でも珍しいタイプに指揮者。モスクワ放送so.は時代によって4~5種程度の名称があり、録音された時期で変わる。MELODIYAにおけるオーケストラの名称を統一させることは困難である。尚イワーノフと表記される場合が多いがそれは誤りでイワノフが正しい。
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