[DECCA] I.ケルテス指揮ウィーンpo / ブラームス:交響曲2番Op.73
商品コード: 1279-009
商品詳細:1973年ケルテス2度目の録音のブラームスは当箱のSXLH 6610-3がオリジナル。ケルテス最後の録音に近いかもしれない。但し2番のみ1964年の1回目を流用。2番の再録音直前の1973年4月16日、海水浴中に事故死した。若干44歳だった。そのため2番の録音予定まで決まっていたが、再録音が果たされなかった。「ハイドン変奏曲」は彼の死を悼んで楽団員だけで演奏されたという。箱物が2番を除いてオリジナルとなる。単売LPは箱の後発売された。2番は旧録音をデザインだけ変更して発売した。名指揮者ケルテスの白鳥の歌となってしまった2回目の3曲のブラームス交響曲。数あるブラームスの中でも優美かつ気迫せまる演奏。なおバラ単売は1番:SXL 6675(1973年3月録音)/3番+ハドン変奏曲:SXL 6677(1973年2月録音)/4番:SXL 6678(1972年11月21~30日録音)/2番は1964年5月の旧録音であるSXL 6172の再版となる。「ハイドンの主題による変奏曲」のみ1973年4月に録音を開始したが完成せず後日完成させる予定だったが4月16日にケルテスが亡くなったため、残りのに部分は指揮者なしで5月に完成された。単売と箱の違いは盤に関しては同じである。発売に関しては箱が最初であることは間違いない。単売は1年程度後の発売とみている。ケルテス/ウィーン・フィルといえばドヴォルザーク録音の印象が強いかもしれないが、ブラームスについても同時期の指揮者たちと比較しても最高ランクの演奏とみて間違いないレベルである。既に2番のオリジナルをお持ちの方は2番以外の単売を探す方が無駄にならずに済む。まだ箱をお持ちでなく2回目録音をバラで集める方には再版とはいえ同一シリーズのSXL 6676があると4曲揃うことになる。再版だが存在感はある1枚。
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