[DECCA] K.ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内o. / グリーグ:ホルベルク組曲(ホルベアの時代より) Op.40
商品コード: 1279-005
商品詳細:カール・ミュンヒンガー( 1915- 1990)はドイツのシュトゥットガルト生まれ。シュトゥットガルト大学に進み、6年間の学生生活の傍ら、シュトゥットガルト教会のオルガニストと合唱指揮者を務めた。また、ヴァイオリン、ピアノ、オルガンの個人指導も行った。その後ミュンヒンガーはライプツィヒに渡り、自分で学費を稼ぎながら指揮者ヘルマン・アーベントロートに師事した。アーベントロートが指揮をしていたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を指揮する機会もあったが、「ピアノを使わずにスコアの音像を把握せよ」という師の要求には苦労したと語っている。尚、アーベントロートの他にも、指揮者のヴィルヘルム・フルトヴェングラーやクレメンス・クラウスに影響を受けた。1945年、音楽好きの医者の助力を得ながらシュトゥットガルト室内管弦楽団を設立した。イタリアのイ・ムジチ合奏団とともに第二次世界大戦後のバロック音楽ブームの火付け役であるとされている。1956年には西ドイツ政府の音楽使節として訪日し、読売新聞社が主宰する、ドイツ大使館が後援した全国ツアーで日本各地を訪れたことで日本で認知度が高い。1950年代後期からDECCAの意向でウィーンpo.との共演が多くなる。1970年代に入ってもミュンヒンガーは精力的に活動し、DECCAのSXLシリーズにかなりの数の録音を残した。今回は当社初入荷となるグリーグ作品。恐らく10"のみの発売の為、入荷するまで録音の存在すら知らなかった。オケはウィーンpo.ではなくシュトゥットガルト室内o.なのでやや硬めの切り口ながら、辛口のこういう演奏は痛快で気分が良い。冒頭からよく弾み、すっきりした展開はミュンヒンガーのスタイルが曲と上手く融合した印象。最初にこんな颯爽として分厚い演奏を聴いてしまうとステレオ期の演奏がどれも腑抜けたように聴こえてしまうだろう。ミュンヒンガーのグリーグ録音は他になく、1967年前奏曲のみモノラル/ステレオ録音で再録音し、管弦楽小品集として LXT 6296 /SXL 6296で出した。すこぶる良い演奏!大推薦!
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