[COLUMBIA] P.フルニエ(vc) M.サージェント指揮フィルハーモニアo. / シューマン:Vc協奏曲Op.129, チャイコフスキー:ロココ変奏曲Op.33
商品コード: 1280-041
商品詳細:フルニエはDGGに移籍する前、DECCAと英COLUMBIAに籍が在り、明確な時代区分は不明だが彼の名演の大半はこの時代である。1937年ジャン・ユボーとのアルペジョーネ・ソナタから1957年の小品集まで録音は多い。その中で協奏曲はクーベリックとのドヴォルザーク(1948年)、ジュスキントとのサン=サーンス1番(1947年)、ビゴー/ラムルーとのチャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲(1941年)、クーベリックとのハイドン2番(1951年)、ガリエラとのブラームス:二重協奏曲(1956年5月)+オイストラフがある。このシューマンも有名なオイストラフとのブラームスと同じ月に録音された英COLUMBIAで最後の協奏曲録音の一つ。モノラルも希少だがステレオに関しては番号だけ判明しているが見たことがない。この英COLUMBIA時代は彼にとっても絶頂期と言える時期で上品さの中にも力がある演奏である。チェロの音はこの上なく優雅である。DGGではメジャー作品をことごとく録音したフルニエだが、ついに英COLUMBIA時代の音が聴かれることはなかった。フルニエがロストロポーヴィチやカサドなど名だたる巨匠と異なるところはここに聴かれる格調高い音色だろう。この録音こそ、その音色をタップリ味わえる録音である。
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