[Club National du Disque] A.ヴァンデルノート指揮パリ音楽院o. / モーツァルト:交響曲25番K.183, 交響曲29番K.201, 交響曲33番K.319
商品コード: 1280-021
商品詳細:指揮者アンドレ・ヴァンデルノートは1927年ベルギー生まれ。1951年、仏ブザンソンのコンクールに突然現れ、優勝をさらった。1950年代後半から仏Pathe社と契約した彼は、FALPに怒涛の勢いで録音を開始。1956年からスタートし、1958年までにモーツァルトの交響曲、全4枚9曲、FALP 470(40/41番)/FALP 458(29/25/33番)/FALP 484(35/36番)/FALP 485(38/39番)を録音。長年モーツァルトの交響曲を聴き込んできた愛好家が、どこかで出会い、これを一つの理想像とする演奏ではなかろうか。但し、ここで言う愛好家とは、ブランドに全幅の信頼を寄せる人ではない。自分の耳を持ち、判断のできる音楽愛好家のことである。こういったマイナー指揮者の録音こそ、自らの音楽性を問う試金石となる。もっと言えば、自らの人生に対する姿勢さえも問われているということだ。このモノラル録音に何らかのシンパシーを感じたあなたは、真に音楽を楽しむことのできる健康な感性を持っていると信じる。ヴァンデルノートは、フェラス、コーガン、ハイドシェック等の一流ソリストと数多くの共演を残すが、それは取りも直さず、指揮者としての一流を証明するものである。これら交響曲がそのLPの入手の難しさ故に埋もれたままになっている現実は淋しいことである。パワー漲る生命感、若々しさ、移り気な気まぐれをここまで見事に描いた演奏は多くない。中でもこの29/25/33番の3曲入りFALP 458は一度も入荷したことのない超が付く希少盤である。他3枚は揃ったがFALP 458が最後の1枚という方も多いだろう。そういう方の為にこのClub National de Disques盤がある。FALP 458と同じカッティングマスターによってプレスされた会員頒布のためのレーベルで所謂クラブ盤である。完全に同じではないが殆ど同じ音質で聴けるサードパーティプレスである。この録音の価値がわかる方には是非当盤をお薦めする。
ヴァンデルノートの在庫一覧へ