[La Voix De Son Maître] H.ヴァルヒャ(cemb) / バッハ:イギリス組曲1~6番B.806~811

[ 1280-010 ] Bach, Helmut Walcha – Suite Anglaise No. 1-6

通常価格:¥ 7,700 税込

¥ 7,700 税込      



商品コード: 1280-010

作品名:バッハ:イギリス組曲(全6曲)/第1番 イ長調 B.806, 第2番 イ短調 B.807~Prélude--Allemande--Courante--Sarabande--Bourrée I II--Gigue, 第3番 ト短調 B.808 |第4番 ヘ長調 B.809, 第5番 ホ短調 B.810~Prélude--Allemande--Courante--Sarabande--Passpied I II--Gigue, 第6番 ニ短調 B.811
演奏者:H.ヴァルヒャ(cemb)
プレス国:フランス, France
レーベル:La Voix De Son Maître
レコード番号:FALP 767-8
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×2, バラ2枚セット, 2 single records set
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのモノラル・第2版】---赤白SCニッパー段なし×2, 12時にMade in France, グルーヴガード厚手, 表記されたレコード番号:FALP 767/FALP 768, Rights Society:記載なし, Price Code:Ⓐ, TAX Code:なし, (P)なし, スタンパー/マトリクス:2XRA 10523 21/2XRA 10524 21・2XRA 10525 21/2XRA 10526 21(ラウンド小文字スタンパー・HMV/Pathéタイプ), EMIグループ・ドイツ録音モノラル製造を示す2XRA***で始まりレコード番号を含まないフランス型フランス専用マトリクス使用, 補助マトリクス:ラウンドMスタンパー・M6 229847/M6 229848・M6 229849/M6 229850, 再補助マトリクス:なし・パテキュラー(Patéculaire)はない, 1960年代のスタンパーによる1965年頃の製造分, EMI系のラウンド本体とラウンドMスタンパーの2種併存のPathéプレス, フランスでは赤白SCニッパー段付レーベル存在する(1960年分), 銀大ニッパーレーベルは存在せず, 旧番号存在せず, 10"存在せず, フラット盤存在せず, フランスでこれより古いモノラル・レーベル存在する, 更に古いマトリクス存在せず, 更に古いMスタンパー存在せず, フランス・モノラルでの最古レーベル・最厚プレスではない, ステレオ存在する, RIAAカーヴである, EMIグループ・ドイツ音源のLa Voix De Son Maître制作Pathéプレス, 工場:Pathé Marconi EMI, Chatou, フランスでのモノラル・第2版, 2nd issue for mono in Fr
ジャケット:【フランスでのモノラル・オリジナル】---棒付厚手ボード(粗目紙厚手・ザラザラ表面)×2, 表記されたジャケット番号:FALP 767/FALP 768, Price Code:Série de Luxe(記載なし) , 内ジャケに窓なし(窓付きは存在せず), 背文字:あり(棒上に金色押型・黒クロス紙背景), (P)(C)なし, ジャケット裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがモノラルは当ジャケットである), 製作:Les Industries Musicales Et Electriques Pathe Marconi. Paris, 印刷:S.I.A.T.(Société Imprimerie Art et Techniques S.A.) Paris , ペラタイプ存在せず, フランスでこれより古いモノラル・タイプ存在せず, フランスでのモノラル・オリジナル, original for mono in Fr
トピックス:1959年5月2-8日ドイツ・ハンブルク・Studio Dr. Thienhaus, Hamburg-Blankenese・にてモノラル/ステレオ録音, 音響技師:Erich Thienhaus, プロデューサー:不明, ドイツでは1960年頃Electrola Gesellschaft m.b.H.によりコピーライト登録・同年ELECTROLA:WCLP番号あると思われるが不明, E 80499/E 80500・STE 80499/STE 80500(表面隆起の危険因子含む)にて初リリース→1970年代ステレオのみ1C 187-29296-7で再版, フランスでは1960年頃La Voix De Son Maître:FALP 767-8/ASDF 767-8(赤白SCニッパー段付大STÉRÉOレーベル・棒付厚手ボードジャケット入り)にて初リリース, フランス盤はドイツとはカップリングが異なる, これは1965年頃の第2版盤がオリジナルジャケットに入るケース, 初年度プレスは赤白SCニッパー段付きレーベルだがこれも初期盤といえる, 独オリジナルは表面隆起の危険因子を含むのでお薦め出来ない, ヴァルヒャはバッハの主要鍵盤作品をチェンバロでELECTROLAに録音しておりEMIグループからリリースしている, オルガン演奏はARCHIVに録音, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:今となっては歴史的な録音となってしまったヘルムート・ヴァルヒャのバッハ:イギリス組曲全曲録音。これは1959年の録音となる。時代的にモダンチェンバロを用いることが当たり前であり、ヴァルヒャもまたアンマーのモダン・チェンバロを用いて演奏。今ではすっかり希少な存在となってしまったモダン・チェンバロによる録音だが、これはこれで高い音楽性を持つといえる。ヴァルヒャはARCHIVにも録音があるがイギリス組曲はこの1回だけである。またオルガン奏者でもあるヴァルヒャはオルガン演奏をARCHIVに、チェンバロ演奏をEMI系へと分けていて、分かりやすいことはあった。もし楽器云々で物申す人がいるなら、そういう方はアナログLPなど聴かない方が良い。アナログLPはクラシック音楽の演奏史と不可分に結びついていて、例えばランドフスカがモダン・チェンバロでバッハ演奏を行わなかったなら今のピリオド・チェンバロによるバッハ演奏もまた存在しなかったからである。これらモダン・チェンバロによる演奏史の中で ヘルムート・ヴァルヒャ(1907 – 1991)は大きな存在である。2種類の「バッハ・オルガン作品全集」(1947-1952年/1956-1971年)を録音したオルガン奏者であり、1958~1962年にEMIへチェンバロによる鍵盤作品の主要曲全曲録音をなしている。これらの業績からバッハの鍵盤楽器曲演奏における20世紀最高の権威、「もっとも優れたバッハ解釈者の一人」と評される。1歳のときの予防注射の後遺症で極度に視力が弱くなり、盲目のバッハ弾きというキャッチ・フレーズで日本に紹介された。ヴァルヒャのスタイルはそれまでテンポを変え、感情を曲に似せていた演奏を排し、一定のテンポで情感を排し、正確な真面目な演奏を基本としたものである。当時としてはこのスタイルは斬新であり、ドイツ的な演奏スタイルとして高い評価を得た。オルガン、チェンバロどちらも同じスタイルで1980年代当たり前となった古楽器は当時、殆ど録音には使用されず.、楽器に対する言及より演奏に対するスタイルが話題の中心であった。今聴いてもアンマーのモダン・チェンバロは違和感のない音色であり、ヴァルヒャの構築性を支えた重要な楽器だったはず。その後レオンハルトらが現れ、トレンドは古楽器へと変化してゆくが、ヴァルヒャの演奏の輝きが失われることはないだろう。残念ながらドイツ盤のオリジナルは当時の材料に表面隆起の因子が含まれており、今発生していなくとも100%表面隆起が発生する。その点フランス盤は安心であり、パテプレスによる音質の良さで最もお勧めできるLPである。改めてヘルムート・ヴァルヒャの芸術に身を委ねるのも至福の時間だろう。

ヴァルヒャの在庫一覧へ




【特設ページへ移動】







SACD特設ページ





・公式ブログ(下の画像をクリック!)


・公式Facebook(下の画像をクリック!)