[DGG] S.リヒテル(pf) W.ロヴィツキ/ S.ヴィスロツキ指揮ワルシャワso. / シューマン:Pf協奏曲Op.54, 序奏とアレグロ・アパッショナートOp.92 他

[ 1281-060t ] Svjatoslav Richter - Schumann

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商品コード: 1281-060t

作品名:シューマン:Pf協奏曲Op.54 | 序奏とアレグロ・アパッショナートOp.92, ノヴェレッテOp.21-1, トッカータOp.7
演奏者:S.リヒテル(pf)W.ロヴィツキ(Op.54)/S.ヴィスロツキ(Op.92~)指揮ワルシャワso.
プレス国:ドイツ, Germany
レーベル:DGG
レコード番号:138 077 SLPM
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:B : 軽度の汚れあり
キズ情報:
レーベルタイプ:【ドイツでのステレオ・第2版】---チューリップALLE内溝, ○○ST33, Made in Germanyの刻印, 厚手(グルーヴガード厚手以前の厚手盤), 表記されたレコード番号:SLPM 138 077 , Rights Society:DP, (P)なし, スタンパー/マトリクス:138 077-7A 414 218-7A/138 077-4B (ラウンド小文字スタンパー・DGG通常タイプ), DGG録音・ステレオ製造を示す13***で始まりレコード番号を含む専用マトリクス使用, 補助マトリクス(Time code):5 A2 WI W AE/O A2 WI W 2, 再補助マトリクス:幅広レコード番号のスタンパーなし(存在する), カッティング担当:イニシャルWIはハインツ・ヴィルドハーゲン(Heinz Wildhagen), 1962年1月/1962年1月製造のスタンパーを使った1962年頃製造分(両面とも1959年8月マスター存在する), ALLE内溝レーベル・フラット盤存在する(1959年分), ステレオ最古レーベル・最厚プレスではない, 日付付きTime codeマトリクスは存在せず, 更に古いマトリクス存在する(旧字体マトリクス存在する), モノラル存在する, RIAAカーヴである, DGG音源のDGG製作プレス, 工場:Hannover旧工場(Deutsche Grammophon Gesellschaft Pressing Plant Hannover・Werk I), ステレオ・第2版, 2nd issue for stereo
ジャケット:【ドイツでのステレオ・第2版】---赤ステレオ両面ツヤペラ, 表記されたジャケット番号:138 077 SLPM, Price Code:なし, 背文字:あり(黒色・クリーム背景・上黄), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:5/64, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:11/59(当ジャケットではない・旧タイプあり), 製作:Deutsche Grammophon Gesellschaft GmbH, 印刷:不明・ドイツ製, 細字ステレオツヤペラ・赤コンパチ・ステレオシール付タイプ存在する(ジャケ裏11/59), これより古いタイプ存在する, ステレオ・第2版, original for stereo.
トピックス:Pf協奏曲:1958年10月11-12日DGG録音チームがワルシャワへ行きPolskie Nagrania Muzaとの共同制作でのモノラル/ステレオ録音(録音はDGG側), リヒテルはまだ西側へ出ることが許されていなかった, 録音技師:Heinz Wildhagen, プロデューサー:不明, 協奏曲以外のB面3曲は1959年4/5月録音, 録音詳細不明, 1959年Deutsche Grammophon Gesellschaftによりコピーライト登録・同年モノラル:18 597 LPM/ステレオ:138 077 SLPM(ALLE内溝レーベル・フラット盤・細字ステレオ・ツヤペラ・赤コンパチ・ステレオシール付・裏年号11/59)にて初リリース, これは1962年1月/1962年1月製造のスタンパーを使った1962年頃製造の盤が1964年5月製造の第2版ジャケットに入るケースでステレオ第2版となる, MUZAとの共同録音の為東側でもリリース/Muza:XL 0054(ステレオ未発売), ETERNA: 8 20 483, Electrecord:ECE 0115, 音質は非常に良い, リヒテルが西側の土を踏む前の歴史に残る名録音!, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★★

商品詳細:ピアノの美しさを余す所なく生かした、華麗で透明感のあるシューマンの唯一完成された協奏曲は、ドイツ・ロマン派ピアノ協奏曲を代表する名曲。協奏曲は1958年ワルシャワでのロヴィツキとの共演による2回目。また、あまり演奏される機会に恵まれないピアノ小協奏曲とも呼ばれる「序奏とアレグロ・アパッショナート」は優雅で堂々とした魅力的な作品。こちらは1959年ヴィスロツキとの共演。生命力溢れる詩情豊かな演奏。当時まだリヒテルは西側へ自由に出ることを許されていなかった。1958年10月にリヒテルがドイツのお隣ポーランドのワルシャワで演奏会を開くことを知ったDGGは録音チームを派遣して録音しDGGからリヒテルの初のステレオ録音をリリースすることに成功した。当時の西側レーベルはリヒテルの争奪戦を繰り広げたが、より東側に近い地の利を生かしたDGGに軍配が上がった。米国ではRCAがリヒテルを米国に招聘し一早く契約を行った。DGGはその数年前の1956年11月プラハで行われたシューマンの「森の情景」を既にモノラル録音しており、これが大いに人気が高く売れたらしい。この成功に気を良くしたDGGは何としてもリヒテルを獲得したかったのだろう。1958年2月25日にブルガリアのソフィアで行ったリサイタルの録音は当時どの会社とも契約がなかった中、PHILIPSに先を越された苦いトラウマがあったからだろう。1960年5月にようやく西側での演奏を許可されたリヒテルは、ヘルシンキでのコンサートに「伴奏者」として派遣された。同年中にはアメリカへもツアーをして1960年10月~12月にかけてアメリカの各地でコンサートを行い、センセーショナルな成功を収めた。ワルシャワでのDGGとの録音セッションでエンジニアを務めたハインツ・ヴィルトハーゲンは、この時使用したピアノについての証言を残している。スタッフが現地で調達したピアノはタッチにひどくムラのある粗悪な代物で、スタッフは当然リヒテルに拒否されるものと考えた。しかし彼は黙ってピアノの前に座ると、キーの感触を一つ一つ確かめながら、ムラなく聴こえるようになるまで練習し、難のあるピアノを自在に操ったという。その後彼は1969年にヤマハのピアノに目を留め、愛用するようになった。彼はその理由について「柔軟で感受性が鋭く、特にピアニシモが非常に美しい。私の表現したい心の感度を歌ってくれる」と語っている。このことはNHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX』(2001年10月2日放送回)でも取り上げられた。ワルシャワではシューマンとラフマニノフ2番、モーツァルト20番も録音され、2枚のLPでDGGからモノラル/ステレオでリリースされ今もってロングセラーを続ける歴史的録音となった。当時ワルシャワにはプアーな音響設備しかなく、録音チームが乗り込んだことは成功だった。かくしてDGGの最も音質の良かった時代に2枚のリヒテル・ステレオLPがリリース出来たことは幸いであった。

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