[CAPITOL] W.スタインバーグ指揮ピッツバーグso. / リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」Op.35
商品コード: 1281-050
商品詳細:様々な名演を今に残すリムスキー・コルサコフの傑作管弦楽曲である、交響組曲「シェヘラザード」は数々の録音がある。どちらかといえばステレオ・オーディオファイルプレスが注目されがちだが、今回はW.スタインバーグ指揮ピッツバーグso.による米CAPITOL録音。MERCURY程ではないがCAPITOLも早い段階からHI-Fi録音にこだわりを持っていて1950年代中期以降はモノラルでも非常に音質は良い、更にその欧州盤なら文句なしの音質といえる。このLPも地の底から這い上がってくような重低音はCAPITOLモノラル録音ならではのものである。中でもフランス盤はPathé Marconiでプレスされており、なんとなく華やかさが出て最上レベルのプレスである。ゆっくしりたテンポでオケをタップリならした演奏はステレオにはない魅力である。1955年の録音であり、スタインバーク自体が日本ではさほど評価が高くない指揮者であるが、実際の録音を聴いてみればCAPITOLがスタインバークを看板指揮者としてきた理由が理解されるだろう。ウィリアム・スタインバーグ( 1899- 1978)はドイツ・ケルン生まれのユダヤ系ドイツ人の指揮者。1933年にナチスによりドイツを追われ、1936年にイギリス委任統治領パレスチナに移住した。同地でブロニスワフ・フーベルマンらと共にパレスチナ交響楽団(現イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団)を結成し、指揮者を務める。1952年にピッツバーグ交響楽団の音楽監督に就任し、1976年までの長期間にわたって同楽団を指導した。多くの録音をCAPITOLに残した。名ヴァイオリニスト、ナタン・ミルシテインと組んだ協奏曲の録音などでも有名である。この録音では残念ながらVnソロの記載がないので不明。当時のピッツバーグ交響楽団のコンマスと思われる。
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