[Le Club Français Du Disque] R.ブートリー(pf) パリ木管Ens. /R.G..カジエ, A.フランソワ(ob) 他/ ベートーヴェン:Pfと木管のための五重奏曲Op.16, 八重奏曲Op.103
商品コード: 1281-040
商品詳細:ベートーヴェンのピアノと管楽のための五重奏曲は、その12年前の1784年モーツァルトが作曲した『ピアノと管楽のための五重奏曲 K.452』をモデルとしている。ピアノと4つの管楽器(オーボエ/クラリネット/ホルン/ファゴット)という珍しい編成も全く同じ。よくモーツァルトのK.452のB面に配置されることが多い曲である。しかしその後この形式の曲が作曲されることはなく、2つの2大名曲として歴史に残っている。ベートーヴェンの作曲した室内楽で最大の編成であるこの八重奏曲は、1770年代から80年代を通してウィーンで大変に好まれた管楽合奏のアンサンブルで、特にベートーヴェンがこの作品で設定したオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット各2管の編成はハルモニー編成とも呼ばれた。ハルモニームジークは屋外でも演奏され、フェルトパルティーやフェルトムジーク(野外で演奏されるパルティータ)、更にはパルティータ(多楽章編成による小品集)と呼ばれることもあった。ベートーヴェンのこの作品も1793年に手直しを加えた形で作成された自筆スコア譜には表題として《パルティア》と明記されている。ボン時代の最高傑作の一つであり、モーツァルト作品を含めたハルモニームジーク作品の傑作にも数えられている。このLPはベートーヴェンが書いた2曲の木管のための室内楽をカップリングしたもの。木管はパリ木管アンサンブルから8人の出演でB面八重奏曲が演奏され、内4人がピアノのロジェ・ブートリーと五重奏曲を演奏。2曲とも長調の平和に満ちた名曲である。パリ木管アンサンブルは和やかなムードの中、柔らかい音色でまとまりの高いアンサンブルで演奏。モノラルらしい落ち着いた和みの感じられる時間が過ごせる。
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