[DGG] L.マゼール指揮ベルリンpo. / メンデルスゾーン:交響曲4番Op.90「イタリア」, 交響曲5番Op.107「宗教改革」
商品コード: 1282-064p
商品詳細:これはマゼールのDGG録音の中でも飛び抜けて良い録音、音質ともに良い。ドイツ盤は赤ステレオジャケがオリジナル。ロリン・マゼール(1930-2014)はまだ26歳だった1957年、ドイツ・グラモフォンでカラヤンより先にベルリン・フィルとのレコーディングを開始するという異例の扱いを受けた指揮者だった。1957年2月にベルリンで行われた3種の「ロメオとジュリエット」と題する管弦楽曲集がDGGへのデビュー録音となる。その後1958年からはベートーヴェンやブラームスの交響曲の録音が始まるが全集には至らなかった。1959年シューベルトの4/8番の録音の後、1960年と1961年にメンデルスゾーンの後期4/5番がベルリンpo.と録音され、マゼールはDGGで重要な看板指揮者への道を歩み始めることとなる。メンデルスゾーンはこの2曲で打ち止めとなり唯一の録音となった。別のレーベルにも録音はない。結局シューベルトのみが1960年代のDGGでベルリンpo.と残した全集的録音(1/9番なし)となった。マゼールはこの時まだ31歳。若武者の如く突き進む演奏は、当時力を持ち始めたカラヤンにはない新鮮な魅力で称賛された。マゼールといえばDECCA録音ばかりが注目されがちだが、ベルリンpo.を振った1960年前後は彼にとって上り竜の如くエネルギー溢れる上昇のいい時代だった。当時のDGGで一番乗っていた指揮者ではあるまいか。音質も抜群に良い、二度と帰らぬDGGの黄金期の録音!このあとその手腕を買われてDECCAに移籍する。
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