[DGG] L.マゼール指揮ベルリン放送so. / フランク:交響曲ニ短調
商品コード: 1282-060p
商品詳細:ロリン・マゼールは、1930年パリ近郊生まれ。ユダヤ系ロシア人の父とハンガリー系ロシア人の母を持つ。1965年からベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督と、ベルリン放送so.の首席を兼任。フリッチャイの後任として'75年までDGGに多くの録音を残す。DECCA、COLUMBIAと録音がある中で、DGGでの録音は少々影が薄いが、フランス人マゼールとドイツのオケの融合は、音楽に国際感覚が表れ、バランスは良い。マゼールの手練が生きたフランク!DGGで最初にフランク:交響曲を録音したのはフリッツ・レーマンだった。1956年頃リリースされたモノラル録音でオケはバンベルクso.。ほとんど印象には残っていない。当然ながらドイツ的な演奏に違いない。マゼールのフランクはDGGで2度目の録音で初のステレオ録音となった。そのあとは1976年バレンボイム/パリo.まで録音に空白がある。なかなかドイツ人には手が出ない曲なのだろう。ドイツ人ではないマゼールだからこそ、この1960年代初期にベルリンでの録音が実現したと思われる。フルトヴェングラーは1945年と1953年に録音しているがウィーンpo.でVOXとDECCAの音源である。フランクはベルリンpo.には初めての録音ではないだろうか。だからベルリンpo.の団員は一心にマゼールを信頼し、素晴らしい仕上がりとなっている。クリュイタンスなどと異なるがこれはこれで悪くない。オケはよく鳴りベルリンらしい渋さの中にも洗練された音がある。1961年の録音。1960年にマゼールはDGGのラヴェルの歌劇『子供と魔法』全曲も録音しているが、それはさすがにパリで行った。フランク:交響曲は音質も非常に良く、耳のうるさいシニアの方にも十分納得していただける内容と思う。
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