[CASSIOPÉE] E.ロロフ(org) / パッヘルベル:オルガン作品集
商品コード: 1282-045
商品詳細:バロック音楽に対しても数こそ少ないがエポック・メイキングな録音を残してきたCASSIOPÉEレーベル。ピアニストであるエリック・ハイドシェックにより創設されたレーベルである為、ハイドシェックのソロ録音が中心となり、それらのプレスが多いのは当然だろう。比較すればバロック音楽のプレスは非常に少ないのが現実である。これは当社でも初入荷となるパッヘルベルのオルガン作品集。有名な「カノン」をどのように収めるかが肝となったはずだが、答えをオルガン・ソロとした点にはCASSIOPÉEのプロデューサーであるAlain Nohantのアイディアが光る。ヴィヴァルディやアルビノーニをM.ラリューというフルート奏者に託したAlain Nohantだったが、パッヘルベルではオルガン・ソロとした大胆で柔軟な発想に敬意を表したい。確かにパッヘルベルの残した作品を見ると協奏曲やソナタはさほど多くなく、オルガン作品が大多数を占めるのは事実である。パッヘルベルもM.ラリューに任せてもそれなりのLPが出来上がっただろう。しかし作曲家の特性を生かし、マンネリに陥らなかった点は評価したい。オルガンは地味だが深い感慨をもたらす楽器でもある。カノンは流石に聴き応えのある演奏で満足ができる内容である。他の曲もパッヘルベル(1653- 1706)の生きた時代の気分が感じられる演奏といえる。オルガンのエリザベト・ロロフはドイツ生まれの珍しい女性オルガン奏者である。ケルンのケルン音楽舞踊で学んだ後、ロンドンの王立音楽大学でラルフ・ダウンズに師事。1970年代半ば、彼女はパリでマリー・クレール・アランにフランス音楽を学び、そこでドイツ教会の名誉あるオルガニストに任命された。彼女のレパートリーは国際的なレパートリーの全ての重要な作品を網羅しており、1985年に彼女は作曲家の生誕300周年を記念して、エルサレムの「バッハ・オルガンフェスティバル」でJ.S.バッハのオルガン作品を演奏した。エリザベス・ロロフは、バッハ、ブクステフデ、モーツァルト、パッヘルベルによるオルガン作品の幅広いレパートリーを備えた数多くの商業録音、CD、オーディオカセット、及び「ムジカ・サクラ・アレグリスレデンプトゥールア・エルサレム」の録音を行ってきた。エルサレムの6つの異なる教会「OrgellandschaftJerusalem」のオルガンに録音されたリサイタルのCDがある。
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