[His Masters Voice] R.ケンペ指揮ベルリンpo. / ドヴォルザーク:交響曲9番Op.95「新世界より」

[ 1282-031 ] Dvořák, Rudolf Kempe, Berlin Philharmonic Orchestra – "New World" Symphony

通常価格:¥ 7,700 税込

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商品コード: 1282-031

作品名:ドヴォルザーク:交響曲9番Op.95「新世界より」/ --Adagio - Allegro Molto--Largo-- | -- Molto Vivace--Allegro Con Fuoco
演奏者:R.ケンペ指揮ベルリンpo.
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:His Masters Voice
レコード番号:ALP 1623
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国でのモノラル・オリジナル】---金大ニッパー段付, 6時にMade in Gt Britain, グルーヴガード厚手, 表記されたレコード番号:ALP 1623, Tax Code:なし, Rights Society:記載なし, (P)なし, スタンパー/マトリクス:2XRA 518-8N/2XRA 519-2N (ラウンド小文字スタンパー・EMIタイプ), EMIグループ・ドイツ録音のモノラル製造を示す2XRA***で始まりレコード番号を含まない英国型専用マトリクス使用, 補助マトリクス(3時):M/M, 再補助マトリクス(9時):12/12, 3種併存の英国EMIプレス, 1950年代スタンパーによる1958年製造分, 中溝フラット盤存在せず, 段付レーベルの最初期分, 更に古いマトリクス存在するが不明, ステレオ存在する, EMIグループ・ドイツ音源のHis Master's Voice制作EMIプレス, 工場:"The Old Vinyl Factory" Hayes・Middlesex・England, 英国でのモノラル・オリジナル, original for mono in UK.
ジャケット:【英国でのモノラル・オリジナル】---三方折返表コート厚紙, 表記されたジャケット番号:ALP 1623, Price Code:なし, 背文字:なし(初期の証拠), ジャケ裏年号:なし, (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号表記ないが英国では当ジャケットである), 製作:The Gramophone Co. Ltd. Hayes・Middlesex・England, , 印刷:Garrod & Lofthouse Ltd., 英国でこれより古いタイプ存在せず, 英国でのモノラル・オリジナル, original for mono in UK.
トピックス:1957年9月2日ベルリン・グリュネヴァルト教会でのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 英国では1958年The Gramophone Co. Ltd. Hayes・Middlesex・Englandによりコピーライト登録・同年His Master's Voice からモノラル:ALP 1623(当装丁)にて初リリース, 1959年頃ステレオ:ASD 380(W/Gレーベル)にて初リリース(超高額)→1968年頃XLP 30110/SXLP 30110で再版, ドイツでは1958年頃Electrola:WCLP 547/ステレオ番号不明, これは英国での初年度リリース分モノラル・オリジナル, ASD 380は4万円を超える高額LP, ケンペは1971年チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団と再録音している, 曲名は古い表記の交響曲5番となっている, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:ASD 380ステレオは高価なことで有名な"新世界"。あらゆる"新世界"の中でも抜きん出た名演の一と信じる。モノラルだからと侮ると損をする。ステレオの再発盤を買うより、これを選ぶのが賢い選択だ。部屋の空気を揺さぶる程のダイナミックレンジを確保している。これだけの迫力を楽しめれば、充分すぎる。太い中音域に落ち着きを覚える。それにしてもケンペの表現の素晴らしさは、言葉にするのがむずかしい。何もかもが練り上げられていて完全だ。遅いテンポ!ステレオのSAD 380は超高額LP! モノラル盤で十分楽しめる!ルドルフ・ケンペ( 1910- 1976)は、ドレスデン近郊ニーダーポイリッツ生まれ。ドレスデン音楽大学でオーボエを学び卒業。1929年、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のオーボエ奏者となる。当時、同楽団はブルーノ・ワルターが指揮者、シャルル・ミュンシュがコンサートマスター、フランツ・コンヴィチュニーが首席ヴィオラ奏者だった時代である。1949-1953年に間、ドレスデン国立歌劇場の音楽監督。ドレスデンsk.の第16代カペルマシスターである。1952-1954年、ショルティの後任としてバイエルン国立歌劇場の音楽監督も兼任という、ドイツでは超が付く大物指揮者。1961年トーマス・ビーチャムの遺志により、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者となる。しかし、楽団が「ロイヤル」の称号返上を余儀なくされ、運営困難となって1963年に退任。しかし、オーケストラは1966年に再び「ロイヤル」の称号を得てケンペを迎え入れた。ケンペは1975年(1970年から終身指揮者)にBBC交響楽団に招かれるまでこの地位にあった。ロイヤル・フィルハーモニーの第2代首席指揮者である。1965年からはチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者も兼任し1972年まで務めた。1967年、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者となり、ベートーヴェン交響曲全集を録音した。ベルリンpo.と特別な関係はなかったが1957年ベルリンpo.と録音した最初の「新世界より」は、当時47歳でベルリン・フィルにはまだフルトヴェングラーの影響が色濃く残っていた。クリュイタンスがベートーヴェン交響曲全集を録音する前である。同じ頃ケンペはベルリン・フィルと「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲録音を始めとして、比較的多くの録音を行っている。1955年カラヤンがフルトヴェングラーの没後、芸術監督に就任するも掌握出来ず、何人もの客演を迎え立て直しを図っていた時期であった。ケンペもその客演指揮者の一人だったわけである。既に英国で基盤を持っていたケンペは客演が精いっぱいだったのだろう。しかしこの「新世界より」は「音楽の質として極上でありながら、それ以上に大衆の関心を引くものがないこともまた認めねばならない。」とレコード芸術1979年12月号で評価された。冒頭のテーマはゆっくりでリズム感が冴えないのは確かで、いわゆるパッと聴きのインパクトは大きくない。しかしこれこそが大指揮者ケンペの戦略で「一度聴いて覚えられるような演奏はしない」という意図の基に行われた演奏である点を意識する必要がある。カラヤンとは根本思想が異なる。だから聴くごとに少しずつ良さが理解される構造になっている。こういう設計が出来ることが大指揮者といわれる由縁だろう。

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