[His Masters Voice] R.クーベリック指揮シカゴso. / ドヴォルザーク:交響曲9番Op.95「新世界より」
商品コード: 1282-028b
商品詳細:ラファエル・クーベリック(1914-1996)は、チェコで名ヴァイオリン奏者ヤン・クーベリックの息子として生まれる。チェコpo.の常任指揮者を経て1948年エディンバラ音楽祭に参加するため渡英。そのまま英国に亡命した。クーベリックは亡命したその年に、幸運にもHMVにドヴォルザーク:交響曲8番を録音しており、どのようないきさつで亡命した年にHMVに録音をができたのか不明だが、クーベリックこの時若干34歳、人生で初のメジャー録音となる。そしてこの録音で英国で新しいスタートを飾ることとなった。その後1950-53年までシカゴso.の音楽監督を務める。HMV録音が注目されてのシカゴso.という大役を得たのだろう。これはそのシカゴso.時代の1951年録音。その後「新世界より」をDECCAとDGGに2回録音するが、このMercuryモノラル録音こそが「クーベリック/新世界より」の出発点になった。米盤しかなかった時代には評価の対象外だったと思われるが改めてHMVプレスで聴いてみれば、かのターリヒを彷彿させる大胆かつエネルギッシュな演奏に驚かされる。DECCA録音をも脅かしそうな勢いがある。この若くして大成してしまった指揮者の晩年ははかばかしくないが、世界が注目した1950年前後の演奏は当時世界トップランクといってもウソではないだろう。
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