商品コード:1283-053t[RCA] J.ラレード(vn) H.ミッチェル指揮ワシントン・ナショナルso. / ブルッフ:Vn協奏曲1番Op.26, モーツァルト:Vn協奏曲3番K.216
商品コード: 1283-053t
商品詳細:ハイメ・ラレード(1941-?)はボリビアのコチャバンバ出身。ハイメはスペイン語発音で英語読みではジェイミー・ラレードとなる。5歳で音楽を始め、1948年に北米入りしてアントニオ・デグラスに学ぶ。フランク・ハウザーにも入門した後クリーブランドに移り、1953年にジョーゼフ・ギンゴールドに師事した後、カーティス音楽院でイヴァン・ガラミアンの薫陶を受ける。1960年10月にカーネギーホールで開いたリサイタルは高く評価され、その後の経歴を築く上で手助けとなった。翌1961年にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールに出演。その後は欧米の多くの主要なオーケストラ(ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、クリーヴランド管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、シラキューズ交響楽団)と共演を重ねる。年代は不明だが米国に帰化した。ヴィオラ奏者や室内楽奏者としても活躍し、アイザック・スターンやヨーヨー・マ、エマニュエル・アックスらとのコンビでピアノ四重奏団として録音を残した。カリクシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオとしても活動している。グレン・グールドと共演した録音も名高い。1999年よりヴァーモント交響楽団の指揮者を務めている。現在、インディアナ大学音楽学部(ジェイコブズ音楽院)の教授を務める。グールドとバッハ:Vnソナタ全集を録音している。これはラレードの3枚目のLPらしくこの後ミンシュ/ボストンso.とのメンデルスゾーンの録音を行っている。メンデルスゾーンが最も知られている録音だろう。特にモーツァルトは予想以上の秀演である。細身だが可憐に歌うソロは大変好ましいソロと感じる。当時RCAでモーツァルトをこれだけモーツァルトらしく弾けるヴァイオリン奏者はいなかったかも知れない。ハイフェッツのモーツァルトはハイフェッツの個性が先行してしまって、モーツァルトらしさが感じられなかった。ブルッフはハイフェッツと比べると品が良すぎたかもしれない。但しハワード・ミッチェルの指揮は立派で1949年から1969年までワシントン・ナショナル交響楽団の首席指揮者を務めた。ある意味これは掘り出し物とも言えるRCA録音!
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